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PRGR CUP FINAL 2008
自分自身にビックリ内藤寛太郎がトップに浮上
そんな中、昨日7アンダーをマークしたトップの上井邦浩が出だしの1番パー5で幸先よくバーディ発進したものの、続く2番パー4ではティーショットをOB。なんとか4オンはしたものの4パットのダブルパー「8」を叩いてしまった。この時点で一気に貯金を吐き出しトータル4アンダーへ。さらに悪天候の影響か続く3番ホールから3連続ボギーを叩いてしまった。
一方、昨日トップの上井に1打差の2位につけていた内藤寛太郎が、悪天候の中2バーディ、1ボギーの71と手堅いゴルフを披露しトータル7アンダーで2位の飯島博明に2打差をつけ首位に浮上した。「今日のコンディションでこのプレーはナイスプレーだったと思います。」と自分でも納得のプレー。強い雨の影響でスコアを崩していく選手が多い中2バーディ、1ボギーの1アンダー71でまとめてきた。「今週そんなにショットの調子が良くなく今日も今一つの中で、しかもこの天候の中、午前中ノーボギーでラウンドできた事が自分でもビックリしました。ここまできたらあと2日間はショットがどうのじゃなく、気持でプレーしていきたいですね。正直、この位置に自分がいるのがビックリですね。」というように自分でも信じられない様子。
東北福祉大を卒業してチャレンジトーナメント初参戦となった今年の静ヒルズトミーカップ。出場資格がなかった内藤は予選会から勝ち抜いて本戦への出場権を手にした。そして初めてのチャレンジトーナメナントで見事初優勝の大挙を成し遂げた。「あれはタマタマです。あの時は訳が分からず何も知らなくて、勢いだけで行けたのがよかったかな。というだけで、あれは本当にそれだけです。調子は確かに今よりは良かったですが・・・。」と自己分析は偶然とのコメント。しかし、選ばれた30人の中で2日間を終了しトップをキープしている自体が将来の素質を匂わせる。
「ツアーは行きたいです。自分と同期の上井がツアーでシードを取ってやっているのを見ていると凄い刺激になります。昨日から一緒に上井とラウンドしていますが、良い刺激になりますよ。」と上井の活躍には強い刺激を受けている。上井と同組でラウンドできたからこそ、上井には負けたくないという気持ちがこの2日間の内藤のプレーに表れた。
「チャレンジに勝って自身にもなったし、こうして30人に入って最終戦に出場できてまだ2日間ですが、上位に行けているので少しは成長しているのかなって思いますけど、まだ2日間ありますし最後まで気を抜かないでやりたいですね。」と将来が楽しみな内藤。最終戦で優勝して来年度前半戦のツアーへの出場優先順位を獲得し、ツアーでの活躍に期待したい。