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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central 2014
永野竜太郎と薗田峻輔が小学校を訪問してスナッグゴルフを楽しむ(10月7日)
前日までの荒天がうそのような台風一過の晴天のもと、6限目のクラブ活動の時間に行われた二人のプロによる豪華な実技講習会は、オープニングでのフルショットの披露から始まり、パットやチップショット、フルショットの基礎練習の他に、20ヤードのパー3という設定でのガチンコ対決も行われた。
まず最初の対決は薗田峻輔とゆうがくん。
やや強めに打ってしまいフラッグの奥に乗せた薗田の一打目に対し、ゆうがくんの一打目は、そのまま当たれば倍の距離は飛んでいたというような大胆なスイングから、ソールをかするようにトップしたボールは、ミスショットながら薗田の内側に乗り、お互いが2パットのパーとした。
続く永野竜太郎とりゅうせいくんとの対決は、永野が見事なホールインワンを決め、あっけなく決着したが、プロの凄さを子どもたちの目に焼き付けた。
実技講習会の締めくくりには、「ゴルフの審判員は自分」という紙芝居が披露され、二人のプロから実体験を交えてのエピソードが話された。
永野竜太郎は小学生のとき、友だちと校庭でサッカーをして遊んでいたところ、勢い余ったボールが理科室のガラスを直撃して割れてしまったが、その時に謝るタイミングを逃してしまい、「大人になった今でも心の中に申し訳ないという気持ちが残っています。みんなは正直に言おうね。」と教訓を伝えた。
薗田峻輔はジュニア大会で、素振りをしていたらボールが動いてしまい、まわりを見たら誰もいなかったが、正直に一打を加えて申告したエピソードを話したところ、児童から「それで負けたの?なんで正直に言っちゃったの?」と質問され、薗田は「負けたけど気持ちは悪くなかった」と、正直な精神から生まれた潔さを子どもたちに伝えた。
プロの実体験を聞いた子どもたちは、「プロと戦えてこんな経験はできないと思うし、フルショットはスカッとした。」、「二人のプロの話を聞いてガラスを割ったときは正直に言おうと思った。僕もサッカーでゴールラインを越したのに入っていないと言ったことがあった」と感想を発表し、ゴルフを通じて「正直」という価値を学んだ。
株式会社トーシンでは、TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Centralにおける社会貢献活動の一環として、開催地の地元の小学校にスナッグゴルフ・スクールセットを寄贈する活動を継続しており、富岡小学校を含め11校への導入を行っており、地域と密着した地元の子どもたちの活動を応援している。
尚、大会最終日の日曜日には、関市立富岡小学校と富加町立富加小学校の児童を招待しての、キッズエスコートが行われる計画で、また新たなゴルフへの夢を子どもたちに提供する。