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昨年の日本アマチャンピオンの小木曽喬がプロ転向
「もっと上手くなりたいと思って、レベルを上げるにはツアーに出たほうがいいと思いました。プロのプレーを見て学ぶことも多い」とその理由を語った。大学にはそのまま在籍し、ツアーを転戦する予定だ。
そのためには順位を上げなければいけない。この日は2アンダーの70で回ったが、第5ラウンドを終えた時点で通算4アンダーの39位タイだ。来年のツアー前半戦の出場優先権(第1回リランキングまで)を得るには、35位以内に入らなければいけない。
「チャンスで獲れていない。パットはいいんですけど、ショットがいいところにつかない。風の計算が難しいですね。強く吹いたり、弱かったり。60台が出ないんですよ」とこの5日間を振り返る。確かに初日から71,73,70,72,70と70台が続いている。オーバーパーは強風が吹き荒れた第2日だけなので安定したプレーを続けているのだが、爆発力に欠けるというところか。
いよいよ明日が正念場。「明日こそ60台を出したい」と上位進出を狙う。彼の出身高校は福井工大附属福井高校で、川村昌弘と言う偉大な先輩がおり、オフには一緒に回ったり、話を聞いたり、と言う間柄だ。その先輩は高校3年の時にファイルQTを受け、その翌年からツアーに出場、2年目にパナソニックオープンで初勝利を挙げている。ぜひその先輩の背中を追いかけて欲しい。