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全米オープンが開幕

ウィスコンシン州では初開催となる全米オープンが、エリンヒルズで開幕した。今年は、松山英樹と池田勇太、谷原秀人に加えて国内予選を突破した小平智と今平周吾、チャン・キムと、宮里優作の7人が、それぞれ難コースに飛び出した。

中でももっともメジャー制覇に近い男は、初日からストレスのたまるラウンドだった。
インスタートのこの日は、深い草むらからいったんフェアウェイに出してもまた、草むらにつかまった14番で、そこからバンカーに入った5打目をうまく寄せたが、ボギーが先行。
次の15番では、2打目をカップに入れるイーグルで、一矢報いてもこの日は、最後の9番でも絶好のチャンスを外すなど、ひとつもバーディが来ない展開に「なかなかうまくいかなかった」と隣で大量アンダーのファウラーとの差が際立つ2オーバーで、出遅れた。

ラウンドリポーターをつとめる青木功に今日のゴルフは何点かと聞かれて返事に窮すと「俺がつけてやろう、40点だ」。苦笑しきりの松山は、改めて青木に励まされて「切り替えて頑張ります」。

池田と谷原、宮里はイーブンパーで並んだ。池田は前半、6番からの4連続ボギーで5オーバーまで落としたが、執念の巻き返し。谷原は8番でチップイン。宮里は9番で長いバーディトライを沈めるなど、さっそく初日から最高峰の舞台で見せ場を作った。

小平は1オーバー。日本ツアーきっての飛ばし屋、キムは2オーバー。今平周吾は4オーバーから、それぞれ挽回を狙う。

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