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宮里が、武藤が熊本へ

今季初戦のシンガポールとミャンマーでの海外2戦のあと、4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ(13-16日、三重県東建多度カントリークラブ・名古屋)までのオフを利用して、選手たちが熊本に入る。

選手たちが大地震の第一報を聞いたのは、昨年の国内開幕戦。みな、動揺を懸命に押し隠し、熊本の無事と安全を願いながら戦った。あれからまもなく1年が過ぎようとしている今、改めて、選手たちは熊本の子どもたちに会いに行くことに決めた。

まず12日に、選手会長が地元出身の2人と現地で合流する。
宮里優作が、永野竜太郎と重永亜斗夢の案内で、益城町を訪れる。

先の「レオパレス21ミャンマーオープン」で、2年ぶりのツアー4勝目を取り損ねた。単独首位で最終日を出ながら、デビュー2戦目のトッド・シノットに逆転負けを喫したが、「アジアとの共同試合はまだ今年、2試合残っている」と、今度は国内シーズンインしてからの「ダイヤモンドカップ」と「パナソニックオープン」と、“ホーム”でのアジアンツアーとの共同主管競技でのリベンジを誓って帰国した宮里。

それから最初の選手会長職として、熊本訪問を選んだ。
重責を担って2年目。「選手のみんなにもご協力いただいて、とても助かっている」と、今回は地元出身の若い2人の手を借りて、益城町に元気を届けにいく。

その間も置かずに次は、武藤俊憲。昨年のトップ杯東海クラシックでW受賞の特別賞「イーグル賞」と「アグレッシブ賞」の合計賞金を、15日に届けに行く。

シンガポールから帰った武藤は目下、師匠の谷口徹と弟弟子の松村道央、市原弘大らと宮崎で合宿中。
熊本にはその足で入るそうで「熊本城の石垣を直すことは出来ないけど、せめて力になれれば」と自身も二児の父親は、子どもたちと過ごすふれあいの時間をとても楽しみにしている。

・・・益城町のみんな、4人のプロがもうすぐ行くよ。待っててね!!

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