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武藤俊憲が熊本県益城町にトップ杯東海の特別賞を寄付

ずっと伺ってきた機会は、またとない形で訪れた。今年は4位タイにつけた、2008年に優勝経験のある9月のトップ杯東海クラシック。

決勝ラウンドでバーディ以上のスコアをもっとも多く獲った選手に贈られる株式会社トップ提供のアグレッシブ賞100万円と、15番のイーグル賞100万円を提供してくださった興和は特に、今年4月に起きた熊本地震で、開催を自粛された女子ツアーの「KKT杯バンテリンレディスオープン」の特別協賛社でもあり、武藤ももちろんそれを知っており、表彰式で授与された際に「熊本に寄付したいと思います」と直接伝えたら、大変喜んでくださったという。

熊本出身のシード選手の永野竜太郎と重永亜斗夢を中心に、選手会ですすめてきたチャリティ活動に、もちろん武藤も協力しながら、「自分個人としても」と感じていた矢先に「これとない機会をいただいたと思った」と、2つの特別賞計200万円の全額寄付は、受賞が決まったその場で決めた。

今月7日には、もっとも地震の被害が大きかった益城町に、すでに賞金を届けており、学校備品や教材、給食のお盆を消毒する保管庫の購入などが、検討されているという。

今回の寄贈をきっかけに、武藤はこのオフにも“ゴルフ伝道師”となり、熊本の小学校への訪問も決めた。
「今から子どもたちに会うのが楽しみ。災害に負けず、頑張っている子どもたちにはスポーツに限らず色々なことに挑戦して、ますます可能性を広げてもらいたい」。
その一助となるべく、近々現地に赴く。

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