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平成の“平・平コンビ”が好発進
平成29年度のザ・レジェンド・プロアマチャリティトーナメントは、平成の“平・平コンビ”がワンツー発進した。
開幕前日の前夜祭で、「勝ちたい」と切なる思いを吐露した青木功を軽々と抑えて首位に立ったのは、小平智。
ダンディな舘ひろしさんとのラウンドは、そのかっこよさにシビれながらボギーなしの6アンダーで回ってきたというが、実は舘さんとはこれが初対面ではなかった。
初めの出会いは、とある都内の練習場。
今や、愛妻の美保さんとはすでに、顔見知りだったという舘さん。
しかし、小平とは面識がなく、しかもそのとき美保さんのかたわらに立つ彼氏らしき青年が、プロゴルファーとは知らなかった!
「カッコいい人がいるなぁ、と」。美保さんのお相手に興味津々(?!)の舘さんは、小平に向かってひとこと。
「お仕事は、ミュージシャンですか?」。
今ではすっかり笑い話に花を咲かせながら新婚祝いの首位発進で、改めて舘さんに本業でアピールしてみせることも出来た。
「優勝すれば、良い弾みになると思いますので、明日も頑張ります。若さを出して、思いきりの良いプレー
でガンガンいきます!」(小平)。
そしてレジェンドたちが主催する大会で、初日に2位につけたのは、こちらも若い今平周吾だ。
「ドライバーは飛ぶし、パットは決まるし、若いっていいね!」と初日は強い風が吹いた会場の麻倉ゴルフ俱楽部(千葉県)で一緒に回った小倉智昭さんも、感心しきりの5アンダーは、ボギーなしのラウンドだ。
そして、こちらの2人も、初対面ではなかった。
あれは忘れもしない、今平が小5のとき。
なんと、クラブ選手権で直接対決!
「覚えているよ」と、小倉さん。
「お母さんが、丁寧にご挨拶に来られて。息子をよろしくお願いします、と」。
当時は、さすがにまだパワーが無く足りない飛距離をフェアウェイウッドや、小技で補い、「小5に負けた。忘れられるわけがない」と小倉さん。
プロになったと聞いて、また一緒に回ってみたいとずっと思っていたという。
今年は、今平が今大会で初出場を果たして念願がかなった。「初出場で、いきなり5アンダーってやっぱりスゴね!」と改めて、その力を高く評価した小倉さん。
「今年は大丈夫だね。優勝したら、花を贈るよ」。
小倉さんも待ちわびる。
7日の最終日はぜひ逆転Vで本人も、悲願のツアー初優勝の予行演習といきたいところだ。
何より、日本中の子どもたちを笑顔にしようと青木功と王貞治さん、日野皓正さんが始めた今大会だ。
6日の初日もプロゴルファーと、各界の著名人のみなさんが入り乱れてラウンドの合間にチャリティオークションで盛り上がったり、会場のあちこちで、歓声と笑いに溢れた大会初日。
いよいよ、最終日はまたどんなドラマが生まれますか。
※「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」の組み合わせなど、詳しい情報はこちらから!