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永野竜太郎が益城町の復興大使に就任
28日に、その任命式に臨んだ町役場は、まだプレハブ仮庁舎のまま。
「建て直すまでに、まだ4、5年はかかる、と」。
大使の任命書を託された西村博則・町長から、そんな話を聞きながら「まだ、町中にもがれきが撤去されていないところがたくさんあるし、益城の復興はまだまだこれから」。
この夏には、お隣の福岡県や、大分県で豪雨災害が起きるなど「いま、日本各地で次々と大変な災害が起きる中で、熊本のことも風化しないように。機会あるごとに、発信していけたら」。
昨年秋から益城町の若者を集めて行われてきた復興に関する意見交換会「益城町未来トーク」の中で、復興大使の設立は決まったという。
すでに、芸能活動を通して復興をささえる“芸能部門”の復興大使も誕生しているそうで、今回就任した永野の役割はいうまでもなく、ゴルフを通じて町をアピールすること。
ツアーは先週からシーズン最終戦まで15連戦の後半戦に突入したが、今回の就任がその原動力になることは間違いない。
「益城のプロゴルファーも頑張ってるよと伝えていくことが、僕の役目と思っている。その思いは毎週、毎試合変わらない」。
今週は、茨城・水城高校時代に初めてプロの試合に挑戦した「フジサンケイクラシック」だ。
ちょうどその年から会場が、ここに移ってきたこともあり、今週は思い出の富士桜から故郷にむけて、熱いメッセージを贈れるといい。