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フジサンケイクラシック 2017
今週も45回の記念大会で、2週連続Vがかかる池田勇太
たとえば今年は13番が42ヤード伸びて、250ヤードと長いパー3に変身していたり、15番のグリーン右には深いバンカーが、口を開けていたり。毎年、選手のレベル向上に合わせて、何かしらの改造が加えられており、「良いコース。好きなコース。難易度が高いから、コースと向き合って戦っていかなきゃいけない」。
闘志と共に、勝ちたい思いはいや増す。
プロ転向後の今大会の成績は、7度の出場中トップ10入りは4度あるが、勝ちきれないでいる。
10年は、2年連続の6位タイ。
12年は、17番で劇的バーディも、最終ホールで金庚泰(キムキョンテ)に入れ返されて、2位に。
14年には、深い霧にのまれて中断を挟んだ最終日に悔しい逆転負けを喫するなど、富士桜にはたくさんの遺恨がある。
このオフ、メジャーを見据えた肉体改造で、飛距離は格段に伸びており、全長7566ヤードのモンスターコースにも例年以上に堂々と、勝負を挑める。
2年連続の賞金王を目指す身とあってはなおさら「全部の試合で上にいる。今はそれしか頭にない」。
富士の麓で今週も、頂上を見上げた。