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日本オープンゴルフ選手権競技 2017

まぐれとは言わせない! 小平智が狙う2度目のタイトル

先週は、愛知県の豊田市であった「ホンマツアーワールドカップ」の火曜日に、ここ岐阜県の岐阜関カントリー俱楽部を回りにくるなど、「ぬかりなく、準備してきた」。
さらに今週火曜日の9ホールと、火曜日のプロアマ戦と、この日11日水曜日の“3ラウンド目”は上井邦裕と、試合形式でアウト9ホールを下見して、「ショットは絶好調」と言い切った。

「コースのセッティング自体はそれほど難しくはないが、ラフが深いので、入れるとセカンドは狙えない。フェアウェイキープが凄い大事になる」と、ショット勝負は臨むところだ。

2週前のトップ杯東海クラシックで今季初Vを飾って賞金1位に躍り出たのもつかのま先週また、宮里に抜かれても、依然として勢いは止まらない。

小平が、2015年大会以来2度目のゴルファー日本一を狙う。

「まだ1勝なんて、まぐれと言われたので」。
永久シードの中嶋常幸や片山晋呉、谷口徹。歴代覇者の大御所たちが、口々に言うのが「日本オープンは、2勝してホンモノ」。

今年82回を数える伝統と格式の一戦に、再び名前を連ねて今度こそ一流の仲間入りをする。

予選2日間の組み合わせにも胸が高鳴る。アメリカから帰国したばかりの石川遼とは、「ここ4,5年、毎年年末に一緒にラウンドしたり、僕は仲が良いと思っているので」。
同時に「遼には負けたくない」と対抗心も隠さず、良きライバルとの久しぶりの直接対決に腕が鳴る。
「アメリカで揉まれて帰ってきた遼に、自分もちょっとは成長したところを見せられるのも楽しみ」。

先週は、木曜日だけで帰ってしまった妻の美保さん。「今週は、(成績が)良ければ日曜日に来ると。それもいいモチベーション。毎日、ひとつでもアンダーで回れれば、今年も上でやれると思っている」。
連覇を狙った昨年は6位。確かな手応えが、何よりの武器だ。

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