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ジャパンゴルフフェア開幕
そのオープニングセレモニーには、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功も参加。壇上で、花を添えた。
そのほか、プロゴルファーたちも、契約メーカーや関係者のみなさんへの日頃のご恩返しと続々と会場入りを始めている。
中でもひときわ“異彩”を放ったのが、宮本勝昌。午前中は11時半からスタートしたブリヂストンブースでのトークショーでは、なんと“初MC”を担当。
右手にマイク、左手にはカンペを挟んだバインダーを持って、「台本通りですよ」と笑わせながらも、その中にきちんと“トメさん(宮本の相性)色”を着色させるスムーズな進行は、今年46歳を迎えるベテランならではの味があった。
トークショーには、若手注目女子の川崎志穂プロと、我らが堀川未来夢も登壇したが、3人による豪華共演も、場の盛り上げを狙った宮本の発案で決まったという。
また前日22日には、約2時間ものリハーサルを行うなど下準備は“プロ並み”。「いやあ、(本業の)アナウンサーの方には及ばない。難しい」と謙遜しながら若手選手の紹介に、メーカーブランドのPRとそつなくこなして、最後には丁寧にクリアケースにパッケージされた自身のサインボールまで用意して、プレゼント抽選会まで完全なる“自作自演”を完璧にやりきった。
プロ23年目の春は、新境地で迎えた。
今年は東京五輪の強化選手の指定を受けて、つい先日も、小平や片岡ら、若手選手に混じってその研修会に参加した。決まったテーマに沿って意見を戦わすパネルディスカッションに挑戦するなど「子どもの中に、ひとりお父さんが混じったみたいだった」と苦笑しながら、「刺激を受けた」と新鮮な空気を存分に吸い込んできた。
オフトレの合間には、読書にもいそしみ「最近感銘を受けたのは、野村克也さんの本。“人間的成長なくして、技術の進歩なし”という言葉」と“名将”の金言に背筋を伸ばして「毎日アンダーパーで回り、予選を通過して、優勝争いをして、優勝と段階を踏み、着実にやるべきことをこなして、また賞金を積み上げていく。その姿勢が結果に直結していければいい」。
司会業までそつなくこなすベテランはこの日はまだ、午後から2度のトークショーをこなしてさらに土(24日)・日(25日)と、今年もまた3日間とも、メーカーブースでのご奉仕に余念がない。