記事

【5R】狩俣昇平がステーキパワーで、トップと1打差に迫る!

 ファイナルQT5日目。今日から決勝ラウンドに入り、予選を通過した90名が、最後の気力を振り絞って残り2日間を戦う。天気は曇りで、気温は15度と昨日よりさらに上昇。上位勢は着実にスコアを伸ばすコンディションとなった。

そんな中、トップから4打差の2位タイからスタートした狩俣昇平が、この日のベストスコアタイとなる65をマークし、トータル21アンダー。首位に立つ木下稜介へ1打差に迫り、逆転でのトップ通過も見えるところまで進出だ。

「(木下さんは)上手かったですけど、差を詰められれば、明日は楽しい位置からいけると思っていた」

この日は昨日まで出ていたつまらないミスは影を潜め、ピンチらしいピンチもなく、チャンスにつけたら一つ一つ、凌がなければいけないところはパーでまとめるなど、最初から最後までノーストレスのゴルフ。

「今朝、練習していた時にアイアンが良くなっていて、今日は“行ける気がする”と思ってました。4日間、ロングはちゃんと(バーディを)取れていたんですけど、今日はミドルでも取れた」と、ショット、パットとともに精度が増し、トータル7バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフ。この5日間の中で一番満足できるゴルフができたと狩俣は振り返る。

ここ3日間、夜は毎晩ステーキを食べているとのこと。「普段はラウンド後はすぐホテルに行くんですけど、3日前かな、練習が終わってお腹がすいたんで、真っすぐ食べに行ったんです。それでステーキを食べたらおいしくて」。特に験を担ぐようなことはしていないそうだが「(ステーキが)勝負メシですね」と、パワー注入でこの長丁場を乗り切っている。

いよいよ明日は最終日。「終わってみたら、もう5日経ってしまった感じです」と、あっけらかん。「ワンショット、ワンショット、自分のプレーに徹して集中してやりたい」と、気負うことなく、今日と同じようなプレーができれば、おのずと結果はついてくる。

関連記事