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2017年度のチャレンジの星! 大槻智春の目標は世界!!
今年の“チャレンジの星”は、壇上までの道のりもコチコチだった。
「・・・緊張しているのか?」とJGTO会長の青木功。
「はい、緊張してます」。
「こんなことで緊張していたら、ツアーでやれないぞ」と叱られ「確かに、そうですね」と恐縮しきりで頷きながらも、世界のアオキと希有な舞台で対峙するという緊張もひっくるめて「今年1年、頑張ったご褒美」と、味わい尽くした。
12月4日にANAインターコンチネンタルホテル東京で行われたジャパンゴルフツアー表彰式で、共に壇上に上がった小平智は賞金王こそ逃したが、unisysポイントランキング賞をはじめトータルドライビング賞など今年、破竹の勢いで、最後まで主役を張った。
話題の28歳とは同い年。「小平とはジュニア時代によく一緒に戦った」。
大槻が、6月のザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメントで初優勝を飾ったのと、ちょうど小平が初出場を果たした全米オープンの開催とが重なった。
かねてより世界での活躍を目標にしていた大槻にとっても、その最終日の6月16日は、夢が膨らむ記念日にもなった。
その1勝を契機に、チャレンジの“賞金王”に上り詰めて「自分も小平みたいにメジャーに出られる選手になりたい。そのための第一歩がやっと踏み出せる」と、プロ7年目にしてやっとツアーの“シーズン切符”を受け取り、今オフのプランもあれこれ出てくる。
今までは、ドライバーショットに難ありだった。
「1ラウンドに1回はOBを打ってそれがきっかけで、スコアを崩してしまう」という課題もトレーナーの指導を受けるようになった今季は、ぐっと安定感が出てきて、自信もついた。
さらなる飛躍を期す今季は“ご近所”の先輩プロと合宿の約束も取り付けた。
やはり茨城県出身の額賀辰徳の自宅がお隣の市ということもあり「冬は一緒にやろう」と、声をかけてもらった。
「せっかく近所だし。沖縄とか、海外もいいよね」と、2人で打ち合わせを始めたら、ますます行動範囲も広がる。
「来季は初戦からどんどん活躍できるように。そんなに甘くないのは分かっているけど、開幕からシードを獲るような気持ちでしっかりと、準備をしてこようと思います!」と、希望に満ちている。
※チャレンジトーナメントで賞金1位に輝いた大槻には、ノヴィル株式会社の宮田充朗・ゴルフカルチャーユニット マネージャー様より賞金50万円と、副賞として、ANAインターコンチネンタルホテル東京のミシェル・シェリトー・総支配人兼リージョナル総支配人 東京・沖縄地区様より「ANAインターコンチネンタルホテル東京コーナースイート クラブラウンジアクセス付き ペア宿泊券」が贈られました。