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ジャンボ尾崎がジュニアレッスン会を開催(1月13日)

今月24日に71歳になる。ツアー通算94勝のレジェンドが、極寒の千葉で声を張った。
「違うっ」
「弱いっ!」
「しっかり振り切れ!」
子どもたちの未来を思って、一人一人に向ける視線も真剣だ。

「ゴルフを通じて子どもたちに教えたいことは、生き方。ゴルフは人生そのもの」と、ジャンボ。そんな熱い思いで13日、県下の練習場「アコーディア・ガーデン千葉北」で、レッスン会を開催した。

「ゴルフという素晴らしいスポーツを通じて人生のふくらみや、人とのつながりをたくさん経験し、学んで欲しい」と全国から公募で集った小、中、高男女29人にジャンボイズムを注入した。

題して「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会 supported by 0hole」は、これが1回目。健夫と直道ら伝説の兄弟ほか、飯合肇や金子柱憲、川岸良兼ら、お馴染みのジャンボ軍団に加えて、谷口拓也や河野晃一郎、山田龍太らが講師として絢爛豪華に顔を揃えて、偉大な師匠の信念をサポートした。

熱気と興奮に包まれた約2時間のレッスン会はあっという間に過ぎた。

この日、参加した子どもたちはもちろん、ジャンボの常勝期を直接、知らない。
しかし、レッスンを受けた高校1年生の西郷真央さん(高1)も言ったように、みなその偉業を親御さんから教え込まれており「お父さんから凄い人なんだよって言われていて。怖い人なのかなって緊張したけど、優しく話しかけてくれて、緊張もほぐしてくれた。見ただけで、自分の課題をズバッと言われた」と、的を得た指導ぶりにも感心しきりで耳を傾けていた。

「子どもたちも、親御さんにも早く上手くなりたいという気持ちは抑えて、基本・基礎をしっかりやってもらいたい」と、呼びかけたジャンボ。

昨年の自身の最終戦となった「ダンロップフェニックス」で、今年度の現役続行を明言しており「俺もまだ現役である以上、全力投球は出来ない」とこのオフも、新シーズンにむけた体力作りに余念がなくまだまだ、ジュニア育成事業には没頭しきれない事情を明かしながらも「3年後に子どもたちがどれだけ成長したか、確認するような指導をしていきたい。私の人生経験の全てを注ぎ、強いゴルファー、強い人間を育てたい」と、尽きせぬ展望を語った。

昨オフには、「結果が出なければクラブを置く」と衝撃の発言も飛び出した。並々ならぬ覚悟で迎えた昨シーズンは予選通過こそなかったものの、10月の「HONMA TOURWORLD CUP」の2日目には、2度目のエージシュートで沸かせた。

今年も4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」に向けて、「準備できる体を作っていきたい。今日の子たちみたいにイキのいい体にしないとね」と、ニヤリと笑った。

「今年は予選通過? 3回目のエージシュート? そんなレベルの低いことを目的に、現役をやってるわけじゃない」と一笑に付した。
「開幕のときに、びっくりするよ」。
今年もまたどんな伝説で、驚かせてくれるか。

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