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宮崎合宿は最終日(1月22日)
今年は4年連続4回目の開催となった。JGTO主催の強化合宿「JGTOゴルフ強化セミナーin宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート」は、フェニックスカントリークラブでのラウンド実習をもって今年も予定の計3回の開催のうち、まずは第1回目が終了した。
“閉会式”ではラウンド実習でトップ3に入った選手の表彰式も行われ、優勝した吉村明恭(あきのり)には“2年連続和牛日本一!”を、誇る宮崎牛が贈られた。2位には、昨季のファイナルQT32位の北川祐生(ゆうき)がつけた。3位は、ファイナルQTでランク73位につけたのを機に、プロ転向した18歳の小木曽喬(おぎそたかし)が入った。
また、昨年からこの合宿では日本高等学校ゴルフ連盟の協力を得て、高校生が並み居るプロとともに、切磋琢磨。この日は、立教池袋高校2年生の塚本岳(がく)さんが高校生の中で、最上位の成績をおさめて表彰された。
第1回合宿の締めの挨拶で、マイクを握ったJGTO理事で、オリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会委員の鈴木規夫は「今回の合宿の成果を、いきなり今日にもさっそく出せた者。すぐには出せなくて、苦労する者・・・。それでも、自分が目指す最高のイメージを常に持って頑張れば、ここで学んだことは、必ず近い将来、皆さんの役に立つはず」。
18日から5日間にわたって行われた第1回目の強化セミナーでは、廣戸聡一先生の指導のもとに取り組んできたトレーニングや、尾崎直道によるスイング指導など、ゴルフに関わる講義以外にもメディア対応や、弁護士の先生による犯罪から身を守る心得など多岐にわたり、「プロゴルファーである前に、一人の社会人として生きていく知恵をつけてもらうという大きな目的の場でもありました」(鈴木)。
自身もツアー通算16勝のレジェンドとして若手の指導にあたってきた鈴木は、熱い思いでひとまず解散の号令をかけた。
「仲良しごっこではなく、親睦会でもなく、この合宿では自分自身の道を究め、とにかく強い選手になってもらいたい、というのが一番の目的でした。これからもつらいこと、苦しいこと、愚痴も言いたくなるようなこと、いろいろあると思いますが、ひとつひとつ乗り越えながら、目の前のことに邁進して自分の最善を尽くしていただきたい」と、参加者たちを送り出した。
JGTO強化合宿の主な講師の方々
島村俊治氏(スポーツジャーナリスト、元NHKアナウンサー)
廣戸聡一氏(日本オリンピック委員強化スタッフ、コンディショニングスーパーバイザー)
中野辰久(JGTO顧問弁護士)
二串幸之助氏(ストレングス&コンディショニングアドバイザー)
犬井潔氏(レッシュ・プロジェクト公認 マスター級ゴルフ講師)
楠山卓氏(レッシュ・プロジェクト公認 マスター級ゴルフ講師)
山下浩和氏(レッシュ・プロジェクト公認 マスター級ゴルフ講師)
足立智明氏(レッシュ・プロジェクト公認 マスター級ゴルフ講師)
西野貴治氏(レッシュ・プロジェクト公認 マスター級ゴルフ講師)
工藤三郎氏(NHKエグゼクティブアナウンサー)
野地俊二氏(NHKアナウンサー)
秋山浩志氏(NHKシニアアナウンサー)
尾崎直道(永久シード選手)
髙橋勝成(JGTO貢献メンバー)
鷹巣南雄(JGTO懲戒制裁委員)
宮里優作(ジャパンゴルフツアー選手会会長)
田島創志(ジャパンゴルフツアー顧問)
海老沢勝二(JGTO会長)
鈴木規夫(JGTO理事、オリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会委員)
※順不同