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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2021

難病を乗り越えた吉村明恭が首位と1打差から逆転を狙う

この日の吉村明恭は8バーディ、1ボギーの7アンダー64という完璧と言える内容のゴルフを展開。アイアンショットとパットが噛み合ったことが好スコアにつながった。

吉村は2019年の年末に急性骨髄性白血病と診断を受け、ツアーから離脱。約半年にも及ぶ治療を経て2020年の6月の試合で見事復帰を果たしている。
「ここ最近はゴルフの内容自体は悪くないんですけど、なかなかスコアにつながらない感じが続いていて。それでアイアンのライ角を微調整したりして、いい感じになったのが今日の結果につながったのかなと思います」。

東京五輪にも出場している水泳の池江璃花子選手も同じく急性骨髄性白血病から見事な復帰を果たして大舞台へと帰ってきた。吉村にしてもツアーに戻ってこれたこと自体が奇跡的なことだが、さらに優勝という最高の形で完全復活をアピールしたい。

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