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レオパレス21ミャンマーオープン 2017
最終日の鬼の敵は
しかし今年、新開催コースのパンラインゴルフクラブはここからやにわに、難しいホールが続く。
しかも、普段はからっとした天気もこの日は、湿気をはらんでべっとりとした暑さが、鬼を襲った。
「ここから急に体力が落ちてきた」。
鬼の集中力に、ほころびが出た。
13番から連続ボギーを打った。
14番では、左のバンカーから打った2打目も届かず、アプローチも寄せきれず、15メートルのバーディトライ。
エースキャディの島中大輔さんと、しっかりラインを読んで、距離感を確認してきたはずなのに、いざ構えたら「距離感も忘れてしまった。5メートルも残したパーパットを外した。
16番のパーパットも、思考回路が切れて「適当に打ってしまった」と、また外した。
池越えの18番パー5は、丁寧に刻んだ3打目を、優作より内側につけてどうにか1差まで縮めたが、この日はもう限界。
「最終日もまず体力が大事。今日は練習しないで休みます」。
鬼は静かに牙を研ぐ。