2018年AbemaTVツアーの第2戦「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」（賞金総額1500万円・優勝賞金270万円）がいよいよ明日開幕する。プロアマ戦と練習ラウンドが行われたこの日はあいにくの雨。肌寒い気候の中、各選手が入念にコースチェックを行った。男子ツアー初参戦の宮里美香も冷たい雨に体を震わせながら明日の本戦に備えていた。
「このコースはアップダウンがあって、私の飛距離だと狭くは感じないというホールもありました。でもやっぱりミドルホールは長いなと感じましたね」。

宮里の目標は予選通過だ。そのための鍵はショートゲームだと考えている。男子プロと女子プロでは飛距離の差は当然あるし、コースセッティングも変わってくる。ただ、宮里には飛距離不足に対する免疫があり、アメリカツアーでの経験がここにきて生きる可能性がある。
「飛距離面では、向こう（米国）でやっているときも、平気で30ヤードくらい置いていかれることもあったし、距離の長いコースでプレーしてきた経験もあるので、そういうホールでは割り切ってショートゲームで勝負できればと考えています」。

AbemaTVツアーへの参戦の依頼があったのは約１週間前。時間が無い中で出場を決意したのには、宮里自身がチャレンジすることを大事にしているからだ。第1戦目で横峯さくらが参戦したのを見ていて興味はあった。まさか自分が出場することになるとは予想していなかったようだが、今は明日の初日を心待ちにしている様子だった。