記事
トップ杯東海クラシック 2018
手嶋多一がホールインワンを達成
「ギャラリーの方も、誰がホールインワンしたの、と。私がボールを拾って挨拶したら、なぜか“あら外人さんね”と」。
ベテランの、年季の入った日焼けが、日本人離れしていたのか?
外国人選手に間違われたのは、切なくても「これが私の今年の初イーグル。今年はあまり良くないし、スコア的にはありがたかった」。
上昇のきっかけをつかむことが出来た。
「入った瞬間に、看板を探した」と等賞ホールではなくても、主催の東海テレビの開催コースの三好CCから、20万円のご褒美も頂戴できることになり、こちらもまたありがたい。
今季これまで、まだ獲得賞金は480万円ほど(ランク99位)。14年に制した日本プロで得た5年シードは来年まで有効だとしても現在、継続中の選手の中では最長の、22年連続の賞金シード記録にはこだわりがある。
「意識しています」。
先週の大会では腰痛を堪えて、4日間回りきった久保谷健一が注目を集めたが6月に、やはり腰を痛めて立てなくなったという手嶋にとっても「ケンケンは、腰痛の師匠」。
来月にも50歳の誕生日を控えて「この歳になると、何かしら、どっか痛い」と互いに励みにしながら、どうにか持ちこたえている。
幸いゴルフの状態は、ここにきて上り調子だ。
今大会は、2005年に2位につけた経験も。
「今日から、弾みをつけていきたい」。
美味しい一打を糧に、ここからエンジンをかけていく。