記事

招待状をお披露目! 宮里優作が初マスターズの喜びを語る

さすが後光が射している?! スマホのメールで送られてきた招待状を報道陣にお披露目したが、写真では光ってしまって見えない。ファンのみなさん、ごめんなさい。。。
昨年の最終週に更新された世界ランキングでとうとう50位に入っても「招待状が届くまでは」と、慎重だった。
宮里優作が、それから初めて公の場で喜びと心境を語った。

1月5日に都内で行われた選手会理事会の会場で“お披露目”したオーガスタからの招待状に「身が引き締まる思い」と言ったが厳密に言えば、本人もまだ現物は見ていない。

それは4日、地元沖縄の実家に届いたからだ。
招待状の画像をメールで送ってくれたのは、優さん。
封筒は昨8月に病いに倒れてから、療養中の父親の手で開封された。
「泣いて喜んでくれた」と、宮里も感無量だ。

これまでにもメディアから、現地でのテレビ解説を頼まれたりと、かの地に立つチャンスはあったそうだが、「私は優作と一緒に行きますので」と言って優さんは、頑として断り続けていたという。
「オヤジの頑なな気持ちがあったと思うので。それが実現できるのが嬉しい」と、何よりの親孝行に胸を張った。

「自分の子どもたちにも見せられる」と自らもまた父親として、最高峰の舞台で戦う勇姿を見せられることにも、誇らしさと喜びが溢れた。

いよいよ初出場の夢舞台。
テレビでしかまだ見たことのない風景は、「グリーンの傾斜、順目、逆目が凄くて一番は、アップダウンがあること。テレビで見るだけでも山の上で、ゴルフをしているような感じがある。凄く風に左右されるのかな」と、厳しい戦いは覚悟の上で「堂々としていたい」という宮里の脳裏には、どんな大舞台でも動じない、大学の後輩の凜としたたたずまいが、お手本としてある。

宮里が昨秋に、年間3勝目を飾ったときには「マスターズで待っています」と、電話をくれた。松山英樹のように「自分らしくいくことがマスターズでは問われると思う。戸惑う部分はあると思うが、去年1年自分がやってきたゴルフを出すことが大事」と、肝に銘じた。

松山のように、自身も海外で活躍したいという気持ちはかねてからあった。
賞金王としても、いっきに活躍の場を増やした今季「開きかけているドアを自分でこじあけるためにも海外でたくさんプレーしていきたいと思う」とこの日、石川遼にそのバトンを託した前・選手会長は、さっそく次週から、世界の扉を叩く旅を始める。

関連記事