「新垣比菜プロはうちの卒業生なんですよね」。そんな会話があったのは昨年11月のスナッグゴルフ贈呈式でのこと。
平和PGMチャンピオンシップにおける地域社会貢献活動の一環として、昨年の大会週火曜日に行われた寄贈セレモニーには、新垣プロの母校である兼原小学校の佐次田誠校長も列席して、青木功会長から直々に用具の贈呈を受けた。
今回の沖縄県へのゴルフの草の根拡大事業の取り組みとして、沖縄プロゴルフ選手会との情報共有を始めたばかりだった縁もあり、同会にも籍を置く新垣プロとのスケジュール調整が実現し、また会長を務める渡嘉敷幸太プロの協力も得て、この日の実技講習会を迎えた。
更に佐次田校長との打ち合わせの中で、「せっかく母校にお越し頂くのであれば実技講習だけでなく、キャリア授業の講師としても先輩である新垣プロにお話し頂きたい。」とのリクエストもあり、講話に加えて給食も一緒にと豪華な内容の一日となり、実技講習会では渡嘉敷プロと共に児童たちにやさしくスキンシップをとりながら指導、給食の時間もまだ19才という年令の近さもあり気さくな会話が弾んだ。
そして5限目の講話では、前日に作成したメモ書きに時々目をやりながらも、自身が誕生してからゴルフを始めてプロを夢見たこれまでの人生について、児童たちに向き合い落ち着いて伝えた。
講話のしめくくりには、児童たちからサプライズで校歌のプレゼントもあり、3月から沖縄で開幕するLPGAツアーに向けて、母校の児童たちから大きな応援をもらった。
尚、今年度に導入されたうるま市と、昨年度に導入された恩納村の各小学校では、新学期以降に引き続き実技講習会が行われる計画で、5月26日に開催される、第1回沖縄県スナッグゴルフ大会に向けて、益々県内のゴルフの振興に拍車がかかりそうだ。
【トーナメントによる地域貢献活動の実績】
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPを主催する、株式会社平和、PGMホールディングス株式会社、共催する一般社団法人日本ゴルフツアー機構、そして公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団では、大会を通じた地域社会との連携により、地元の子どもたちがゴルフに触れる機会を提供するべく、開催地域の小学校にスナッグゴルフ用具を寄贈・導入を行っており、プロゴルフトーナメントを通じた開催地域での新しいスポーツへの取り組みを応援しています。
茨城県の美浦ゴルフ?楽部で開催された2013年と2014年には美浦市の小学校に、千葉県の総武カントリークラブで開催された2015年と2016年には印西市の小学校に、そして昨年は開催コース地元の恩納村の小学校5校に、更に今年度はうるま市の小学校8校への寄贈が行われました。