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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2018

9アンダーを出した堀川未来夢が前代未聞の二刀流

マーカーのボランティアさんと談笑しながら上がってきた堀川。いつも笑顔が魅力の選手!!
主将も副将を、懸命に追いかけた。63を出して日大同期の山岡に、3打差まで詰め寄った。互いに初Vをかけて、親友を射程に捕らえた堀川。

今週は、異色の二刀流で戦う。
「このコースで自分はまだ一度も予選通過がない。何かを変えたい」と初日にキャディバッグから、5番ウッドを抜いた代わりに入れたのは、なんとパターをもう1本。

ミケルソンもかつてマスターズでやったドライバーを2本とか、そういう二刀流ならともかく、堀川はパター2本を使い分け。

「ふと思いついた」とピン型と、今はやりの蜘蛛型マレットをバッグに備えて「今週のようなアンジュレーションの強いグリーンなら、曲がるラインはピンのほうが距離が合うし、3メートルの曲がらないラインはスパイダーのほうが狙えるし」と、2日目には実際に、最初13番までピン型を握っていたのを14番からもう1本に持ち替えるなどして、大会初の決勝進出させると「決勝ラウンドは、スコアを出したい。今日はエースパターのスパイダー1本で」と、一度出したクリークも戻してインスタートのこの日は後半6番から、4連続バーディを奪うなど、怒濤の9アンダーを出してV争いにこぎつけた。

首位の山岡は日大の元・副キャプテン。キャプテンの堀川とは卒業後もしばらく静岡の大学寮に残って、コーチとして共に、後身の指導に当たってきた仲である。
「一緒に優勝争いするのが夢だった。そういう戦いが出来たらいいねと話していた」。
初シードを実現させたのは、堀川が先だが未勝利なのはお互い様だ。
初優勝は、どっちが先か。いざ勝負・・・!

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