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松山英樹は10位タイ/全英オープン2日目

強風に加えて、大雨が降り出した。2日目のロイヤルバークデールは、めまぐるしく天気を変えた。9番の3打目を打つ前に、競技が一時中断するなど、波乱の中で日本のエースも苦戦した。松山は、一進一退が続いた。

特に後半から乱れて、10番から立て続けにバンカーに捕まった。きわどい距離を残して12番では3連続ボギーのピンチ。5メートルをしのいで踏みとどまったが、すぐ次の13番ではラフに入れて、またボギーだ。

14番のパー3でやっとチャンスを作り、一矢報いてもショットが安定しない。16番では8メートルのバーディトライを入れても、17番ではまたラフから「上を越えようとしたら、引っかかった」と、今度は藪の中に打ち込み、やっと出ただけ。「むしろ4打目がもったいなかった」と、むき出しの土の上から今度はグリーンの奥にこぼした。寄せられず、痛恨のダブルボギーを打った。

首位を走るジョーダン・スピースとの差がまた開いたが「最後パーで上がれて良かった。ボギーだったら、明日落ち込んで迎えるところだった」。

「(2日連続で3パットしなかったことについて)最近、3パットしないことがなかったので、びっくりしている」。

「(9番プレー中に一時中断が合ったが)今日中に終われてよかった」。

…等々、我慢比べのリンクスコースで「今日は色々と気持ちを切り替えながらやっていた」という。

6打差から挑む決勝ラウンド。
「良いプレーをしないと上位にいけない」。
日本が誇るV候補が気合いを入れ直した。

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