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松山英樹が2位タイに(全米オープン)

松山は自身のメジャー最高成績の2位タイにつけたが、悲願達成には4つ足りなかった。首位と6打差から出た最終日に、66を出しても届かなかった。

4日間で、もっとも強い風が吹く中で、序盤から猛然と追いかけた。
1番をバーディで飛び出すと、3番でラフからのアプローチをしのぎ、4番で外からパターで長いバーディトライを沈めて、5番でベタピンの連続バーディ。

2アンダーで折り返すと12番の連続バーディで、いよいよ2桁アンダーに乗せてきた。
14番ではアプローチが入りかけ。
2差に詰め寄りいよいよ日本勢初のメジャー制覇が射程に入った。

ラフに入れた17番で、きわどいパーパットを拾って2打差で迎えた18番。
「最後のセカンドが、ピンに行けば良かったけれど」。
2オンこそ逃したが、右のラフから3打目のアプローチは完璧だった。
「ショットが良かったので、今日は楽にプレー出来た」と4日間をバーディで締めくくり、その時点で首位と1打差のクラブハウスリーダーで、後続のプレーを待った。

最終組のひとつ前で回っていた米のブルックス・ケプカは昨年のダンロップフェニックスで初来日Vを飾った選手だ。
この日は松山がホールアウトしてすぐ後の16番での3連続バーディは圧巻だった。
屈指の飛ばし屋は、日本の世界ランク4位も最後は余裕でねじ伏せた。

初出場の小平智は、この日15番でボールを見失い、トリプルボギーを打つなど通算3オーバーの46位タイ。宮里優作は、初出場の昨年から2年連続の決勝進出も通算9オーバーの60位タイに終わった。

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