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スナッグゴルフ支援プロアマチャリティコンペを開催(6月1日)

チャリティコンペには14名のプロゴルファーが協力

初夏の爽やかな青空の下、茨城県にあるイーグルポイントゴルフクラブで、スナッグゴルフの支援を目的とした「栄和リサイクル・スナッグゴルフ支援プロアマチャリティコンペ」(日本ゴルフツアー機構など後援)が開催され、プロゴルファー14名、アマチュア42名が参加して盛大に行われた。

日本ゴルフツアー機構が取り組む、スナッグゴルフを小学校に寄贈する活動は、この13年間で263校に導入が行われ、プロゴルファーやトーナメント主催者等による支援も加えると日本全国での導入校数は600校に達している。

これらの活動は、スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会を中心に形成されており、企業や個人からの大会への協賛に加え、公益団体・組織からの助成により成り立っており、これらによる収益金で毎年17校前後の小学校に用具が寄贈・導入されている。

そして東日本大震災以降は、導入地域を東北3県に特化して、これまでに59の小学校に用具を導入して頂き、訪問したプロゴルファーも14名にのぼり、その中には福島県天栄村立湯本小学校を訪問した翌週の中日クラウンズで、3年ぶりのツアー優勝を果たしたI・J・ジャンもいる。

このチャリティコンペは2012年6月に開催されて以来の実施となったが、日本ツアーを主戦場とする韓国出身プロゴルファーの有志を中心に、その趣旨に賛同するプロゴルファーの協力により実施され、今回もブレンダン・ジョーンズや星野英正も参加して花を添えた。

コンペの表彰式では、プロが持ち寄った愛用品によるチャリティオークションも行われ、ブレンダン・ジョーンズやI・J・ジャンのパターには数十万円の高値もつけられて、集められたチャリティ金は150万円となり、この寄金が今年9月に宮城県で開催される全国大会で活用され、その収益により今年度末に東北の小学校に寄贈されることになる。

日本ツアーではベテランで選手会の理事にも選ばれるS・K・ホは、「期待していた以上に皆さんが興味を持ってくれたと思う。沢山の力が集まり自分としても満足です。これからも色々な場面で協力していきたい。」と語り、福島の小学校を訪問して子どもたちとスナッグゴルフを楽しんだばかりのI・J・ジャンも、「子どもたちへのチャリティに協力できて嬉しい。また機会があれば小学校に行きたいですね。」と話した。

このチャリティコンペを企画した栄和リサイクル株式会社の金城虎一代表取締役社長は、「ゴルフを通じたエチケットやマナーや礼儀、そして何よりも審判員が自分自身であるというゴルフの精神が、子どもたちが正直な心を育むという点に感銘を受けました。自分個人で全国大会に寄付することは簡単ですが、それよりも多くの方々にこの素晴らしい活動を知ってもらい、そのうえで支援を行いたいと考え企画しました。日本の未来を担う子どもたちに、ゴルフを楽しみ遊びながら道徳的精神も学ぶきっかけになれば。」と、この日の日程を完了して満足感いっぱいの笑顔で話した。

第13回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会は、今週から全国主要地域での予選が繰り広げられ、9月21日の全国大会を目指しての熱戦が始まるが、まずは激戦区となる茨城地区予選会が、今週の日本ゴルフツアー選手権森ビルカップShishido Hillsの会場で行われ、13校から交流参加も含め110人を超えるスナッグゴルファーが週末に集結する。

<チャリティコンペ参加プロゴルファー>
S・K・ホ、I・J・ジャン、金度勲、金亨成、J・B・パク、黄重坤、D・オー、星野英正、李京勲、ブレンダン・ジョーンズ、文景俊、宋永漢、Y・ナン、W・リー (順不同・敬称略)

  • プロの部では4人が同スコアとなり急きょジャンケンで決着を
  • ブレンダン・ジョーンズのパターは高値で落札

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