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初代チャンピオン尾崎将司(2000年、北海道国際CC・島松C)

最終日は通算12アンダーで並んだ山本昭一と尾崎将司のプレーオフ。その1ホール目 は18番のパー5。2メートルのジャンボのバーディパットは、カップ左側をクルリと 回ってポトリ、と落ちた。ボールの動きにつられるように、53歳(当時)がガニ股 で、ヨレヨレと後ずさりながらのガッツポーズだ。「5番でセカンドを直接入れたり (チップインイーグル)したのにそれでもスっと勝ててない。納得できない、誉めら れるような勝ち方じゃない。もっともっと、振り切れるようにならなくちゃ。もっと 飛ばさなくちゃ。いつまで現役でやれるかはわからない。でもやるからには、いつま でも若い子と同じようにやりたいんだ」通算112勝目にも、ジャンボの口からは「こ れでいい」のコメントは、ひとことも出なかった。

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