最後の最後まで目が離せない展開だった。
4アンダーでスタートした森本 雄は、3バーディー5ボギーの2オーバー、2日間トータル2アンダーで最終日を終えた。5組前をまわっていた秋吉 翔太がトータルイーブンパーでホールアウト。獲得賞金で約4万円を逆転し、わずか2,999円差で森本がチャレンジトーナメントの賞金王となった。

森本は10歳でゴルフを始め、名門東北高校に入学。全国高等学校ゴルフ選手権優勝などの成績を収め、高校卒業後にプロ転向した。プロになった時から25歳までに結果が出ないようであれば、ゴルフを諦める覚悟で大学に進学せずにプロゴルファーへの道を選んだ。ちょうど今年で25歳。最後のチャンスを見事掴んだ。

今年「グッジョブチャレンジ supported by 丸山茂樹ジュニアファンデーション 2015」と「南秋田カントリークラブチャレンジトーナメント」で2勝挙げたが、「最近ゴルフの調子の好不調が激しいですし、やる事がまだまだたくさんあります。」と来年のレギュラーツアーに向けて課題が見つかった。

昨年の賞金王の今平や、「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」を制した竹谷などチャレンジトーナメント出身者の活躍が著しい中、「賞金王を獲った方達はシードを取られているので、ジンクスを崩さないようにしたいですね。」と来年の活躍を誓った。

• 森本 雄
• 秋吉 翔太
• 丸山 茂樹