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WGCブリヂストン招待最終日
15番でもボギーを打って、失速したまま18番では絶好のチャンスも外して「パットが1回、1回ばらばらな感じ。最後もいいストロークをしても読みが違ったり、入らなかった」と、通算6アンダーは12位タイにとどまり悔しがった。
少しのミスが、大きなケガにつながるのが米ツアー。「出来るだけミスを少なくして3日目のようなゴルフを4日間続けていければ良いスコアも出せる。それが今後の課題」と、次の全米プロまでにさらに調整を重ねて備えるつもりだ。
丸山大輔は通算17オーバーの68位タイに「前半ずっと雨降っていて、ランも出ないし、ラフも厳しいし、非常に苦しくて、自分を見失って終わっちゃった」と苦笑い。
「プレーしながら、もうこれが最後のアメリカかなって・・・」。つい、自分に辛口のジョークもこぼれ「ただただ長い1週間。でも今回は同世代のトップ選手がどうしているかを見にきたのもあるんでそれが出来てよかった」と、せめてこれから日本ツアーは中盤戦でここで得たものを生かす。
竹谷佳孝は通算18オーバーの69位タイに終わって「耐えなきゃと思いつつも、耐えられないというリズムでしたね。でもこれも1つのいい経験になりました」。
打ちのめされてはいない。
むしろ、「こういう舞台に来れたこと。また来たいって思える。こういう結果でしたけど、またここへ来たいと思っている。それが今回の収穫です」。
これほどの長いコースで、本場の選手たちは、どのような闘いをしているのか。グリーン回りの芝の対応はどうか。
「こちらの選手は、こんなところでやっていたんだ、と」。実際に目で見て、肌で感じて「気持ちの面だけでなく自分の技術や今持っているものでは、一言で言ってダメでした」とはいえ、まずはそれを経験できたことが竹谷は大きかった。
初挑戦の手土産を持ち帰り、今年のツアープレーヤーNO.1として、日本ツアーの残りシーズンを戦う。「帰っても、そこは変わりません」。これまでと同様にコツコツと、努力を積み重ねてこの経験を生かしていく。