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藤田寛之もヒヤヒヤ?! 今平周吾がトークショーで見せた大物ぶり

ジャパンゴルフフェア2日目の24日に、同級生の堀川未来夢(みくむ)もJGTOブースのトークショーで、その強心臓ぶりを証言していたが、いよいよ最終日の25日には本人こそがそれを証明してみせた。

今平周吾。この日は、ヤマハのブースで繰り広げた大ベテランの藤田寛之とのトークショーで、大物ぶりを披露した。

実は2日続きのこのイベントは「ゴルフ好きの女子会」という設定のようで、サロン風の会場の前列に陣取ったのも女性ばかりでその中で、2人のプロが男子目線で理想の女性ゴルファー像などを語り尽くそうというある意味大変、勇気のある(?!)企画だったようなのだが、その2日間ともに、司会の岩瀬恵子アナウンサーの手を焼かせたのが、何を隠そう“周吾”であった。

この日は冒頭に「今年は複数回優勝を」とやっと、目標らしい目標を語ったようだが前日は2度の開催ともボソリと「いいシーズンにしたい」と、言ったきり。
「開けよう、開けようとしているけど、この人は動じない」と、岩瀬さんがどんなに巧みなトークでこじ開けようとしても、“周吾”のなかなか開かぬ心の扉。

質問を投げられるたびに続く長い沈黙。
やっと口を開いたと思ったら、今度は質問に質問で答えてみたり。
むしろ隣の藤田が気を遣って、なんとか場を盛り上げようと「ねえ、周吾」と話を振っても聞いているのかいないのか。ぼーっとどこか一点を見つめて、先輩が投げてくれた“ボール”も普通にスルー。

女性陣に責め立てられて、返答に困った藤田が「助けて周吾!」。それでも、ただニコニコとするばかりで、ここまで喋らないキャラを徹底されれば大先輩も認めざるを得ない。

「これが周吾の強さ」と、藤田。
岩瀬さんも「この強さがあるから、賞金ランキング(昨季6位)もどんどん上がるんですよね」と、納得顔だった。

一見、おとなしいけど、実は海外進出への野望も強く、上昇志向もハンパではない。
そんな同メーカーの可愛い後輩プロに、来年にはシニア入りの年齢に達する藤田も、もはや父親目線で「若い子が、海外とかどんどん次にステップアップしていく姿を見たい」と、大きな期待を寄せている。

同メーカーには、藤田のほかに、谷口徹という男子ゴルフの“二大巨頭”を抱えて、まだまだ2人の人気は根強く「去年から、チームに入れていただきましたが、ヤマハといえば藤田さん。僕もそろそろイメージがつけばいいと思うので、応援よろしくお願い致します」。
最後はなんとかコメントらしいコメントで締めて、藤田をホッとさせた。
恐るべし“周吾”。
今年も、静かに大暴れの予感である。

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