記事

「天と地」のパープレー。宮里優作が初日を無事完走(全英オープン初日)

痛みをこらえながらも、一時は3アンダーまでスコアを伸ばした。結局、パープレーには終わっても「フルショットが出来る喜びが大きすぎて」と宮里。
欧州ツアーに軸足を置く今年は腰痛に苦しみ、先週のスコットランドオープンでは2日目に、途中棄権。
「クラブも上げられなかったので・・・」。
それを思えばこの日初日は「天と地」と笑顔も浮かんだ。

まともに練習ラウンドが出来たのは、やっと前日の水曜日だった。月、火は安静につとめて、まずは“出場”を目指した。
「今朝も痛みがあって、心配したがなんとか我慢できる範囲だった。ショットは5,6割の力でスタンスを狭めてやったのが良かった。アプローチやパターの細かい動きのほうが、バーンと行けない感じで嫌でしたが大丈夫でした」とまずは初日を無事、乗り切った。

痛みの影響が出始めた後半こそ「大きいフェード打ちたいときに、14番みたいに引っかけてしまう。足が動かなくてとんでもないところに飛んでいった」と、左にOBして痛恨のダブルボギー。
16番では芝が伸び始めたグリーンの変化に戸惑い、3パットのボギーを打ち「できればアンダーパーにしたかった。良い状況のうちにアドバンテージを取りたかった」とリンクスコースで貴重な好天を生かし切れずに悔しがったが、先週までを思えばパープレーの18ホール完走は、久しぶりに明るい話題だ。
「プレーできることがうれしい」と、噛みしめていた。

関連記事