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佐藤信人がJGTOの広報担当理事に就任

ツアー通算9勝の経験を持ち、現在はゴルフ解説者として活躍するかたわらJGTOのコースセッティングアドバイザーとして、男子ゴルフを盛り上げてきた佐藤信人が来季から、新たな肩書を背負うことになった。

JGTO会長の青木功からオファーを引き受けて、このほどJGTOの広報担当理事に就任。広報部をとりまとめる長として、男子ゴルフのPR活動に一役買うことになった。

12月10日に、報道陣を招いて都内でそのお披露目会を行った。
就任の挨拶の冒頭で「今年は特に終盤戦で、スリリングな試合展開が続いて男子ゴルフも面白いな、というのを見せることができたとは思う」とまずは、今月の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」をもって、全日程を終了した今シーズンを振り返った佐藤。
「来年19年には米ツアーが日本で開催されたり、さらに20年はオリンピックの年。広報として、発信力を強化し活発に動いていろいろ仕掛けていきたい。東京にむけて、みなさんとご一緒に、ゴルフを盛り上げていきたい」と、大勢の報道陣を前に展望と意気込みを語った。

<佐藤信人(さとうのぶひと)>
1970年3月12日生まれ。千葉・薬園台高校卒業後、米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ。1993年に帰国してプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝した。
勝負強いパッティングを武器に片山や谷口らと00年、02年と賞金王を争い、00年には平均ストローク1位にもなった。ツアー通算9勝をあげて、04年には欧州ツアーに挑戦。
しかし40歳を前にイップスや腰痛に悩まされるようになり、現在はその数奇な経歴と、プロならではの鋭い観察眼とゴルフの枠を越えた豊富な知識、語学力とそつのない話術を生かして、主にゴルフ解説者として活躍。JGTOのコースセッティングアドバイザーの肩書も持ち、第二のプロ人生を邁進中だ。ゴルフ界きっての人格者としても知られる。
  • 今年6月の日本ゴルフツアー選手権にて。宍戸のグリーンを入念にチェックする佐藤(右は石川遼)

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