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2019年度のトーナメント日程を発表

一般社団法人 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は20日、2019年のレギュラーツアーとチャレンジトーナメントにあたる「AbemaTVツアー」の日程を発表した。
来年度のレギュラーツアーは、米ツアーとの共同開催「ZOZOチャンピオンシップ」を加えて1増2減の計24試合。賞金総額は、同大会の賞金975万ドル(11億175万円※)を加えて史上最高額の42億9475万円となった。

来年度も「SMBCシンガポールオープン」を海外初戦に、国内初戦は「東建ホームメイトカップ」を国内開幕戦として、新シーズンをスタートさせる。

2019年のレギュラーツアートーナメント日程

また「AbemaTVツアー」は「TI チャレンジin東条の森」と「ディライトワークスASPチャレンジ」「TOSHIN CHALLENGEIN IN 名神八日市CC」の新規3トーナメントを加えた計14試合、賞金総額2億1000万円として開催され、来季からすべての試合が世界ランキングのポイント加算対象となる。

※2019年度のAbemaTVツアーのトーナメント日程

都内で記者会見に臨んだJGTO会長の青木功は、今季レギュラーツアーで13人の初V者を出したことに改めて触れて「まさに世代の変化を感じる。これは新しいヒーローを生む前のせめぎ合い、さらに優勝を重ねてスター選手が出てくる前兆だと思う」と、展望を語った。
今年はギャラリー数も、トータルで約4万人増という嬉しい成果もあった。特に終盤戦でスリリングな試合展開が続いたこともあり、テレビ視聴率も軒並みアップ。
さらに今季から、新装開店した「AbemaTVツアー」だ。全試合とも3日間競技で行われることになり、インターネットテレビの「AbemaTV」による完全生中継も始まった。レギュラーツアーの登竜門的ツアーでも、シーズンを通して大きな盛り上がりを見せたことに、改めて感謝の気持ちを示した青木。
「おかげさまで選手、ファンのみなさま、そして我々JGTOにとっても大変喜ばしく、本当に頭が下がる思いです」。

この日の会見には、若き賞金王も出席。
「年間を通じて安定した成績で、賞金王となった今平周吾選手。一歩リードして、ポールポジションに立った。JGTOの新しい顔になった。彼が、来季につないでくれると思う」と、青木。
その肩に期待が注がれた。なんといっても今平が、目を輝かせるのは来季の「ZOZO CHAMPIONSHIP」による、米ツアーの日本初開催だ。
同大会には米ツアーの FedExCupポイントランキング上位60人ほか日本ツアーからは、10月のブリヂストンオープンの上位3人と、1月のSMBCシンガポールオープンからブリヂストンオープンまでの賞金ランキング上位7人(有資格者のぞく)など10数名が出場権を得られる見込み。
「優勝すれば、米ツアーへの出場資格も獲得できる、夢のような大会。出場権を獲得するために開幕戦から今まで以上に各大会で、選手たちの力が入ったプレーをお見せする事ができると思う。ファンの皆さんに感動を与えるようなプレーをお見せできるよう選手一同、頑張っていきます」と、全選手を代表して約束した今平。
「自分に関しても、来年は3勝以上を目標に、また賞金王を目指して頑張りたい。これからも応援をよろしくお願いいたします」。

「それぞれの選手の個性が、しっかりと際立つ1年になることを、期待している」と青木。
来季もジャパンゴルフツアーは一丸となって、ゴルフの発展・隆盛につとめていく。

※換算レートは今月13日時点を適用。正式には規定により、来年1月第1月曜日時点を適用する。また「ZOZOチャンピオンシップ」での獲得賞金の賞金ランキングへの加算は50%とする(優勝者の加算額は約1億円)。

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