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トップ杯東海クラシック 2019

堀川未来夢が首位を死守

気づいたら、やっぱりヤツがそばにいる。
依然として強風下で、初日からの首位を守った堀川未来夢。
3つのバーディを奪ったこの日、ボギーは4番のひとつにとどめた。
15番のパー5はピンまでギリギリの、5Wで狙った2打目を池に入れたが「攻めた結果」。納得ずくのピンチも、3メートルを沈めて”池ポチャパー”を拾えた。
「バンカーも、8番と10番と2度入ったが2度とも拾えた。アプローチやパターに助けられた2日間」。
しぶとく粘って、首位を死守した。

初優勝を、5年シードのメジャー戦で飾った6月の「日本ゴルフツアー選手権」に次ぐ2勝目を狙う堀川の前に、今回も静かに立ちはだかったのが、同級生の賞金王だ。

「周吾は僕がいいときは、いつも上にいる」。
言ってから、すぐに言い直して「周吾はいつも上にいる」。
抜群の安定感を誇る今平は、先週も今季3度目の2位に入って、”4度目の正直”を狙っている。

6月の堀川の初V時にも、最終日最終組で回ってあの時は、堀川が勝ったが今週、2日に27歳の誕生日を迎えたばかりの今平は、婚約者の地元名古屋でご家族の声援を受けて、いつも以上に気合が入っている。
もっとも手ごわい敵と今週は、まず3日目の最終組で激突だ。

同日土曜日のホールアウト後は、50周年記念大会のドライビングコンテストが行われるが、堀川はエントリーしなかった。
ムチムチの胸筋も、こう見えて堀川はツアーで飛ぶ部類ではない。
今週、計測中のドライビングディスタンスは平均278ヤードで、75位だった。現在1位のチャンキムは、平均321.75ヤード。15番では、384ヤードを記録している。
「僕も、ドラコン出てもよかったんですけれど…。試合中は、無茶振りしない」と、背伸びしない。
そこは、飛距離自慢の怪物たちに任せて堀川は本戦に専念する。

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