記事

イメチェンは妻のリクエスト。比嘉一貴がワイルドに首位T発進

会場の五浦庭園カントリークラブ(福島県)は、今週これで3ラウンド目。
初日は、強い風が吹いたが「昨日までの練習ラウンドを含めてまだ一度もボギーを打っていない」。
さっそく、コースとの好相性を発揮した。

大会前にシャフトとロフトを直したというドライバーのショットが安定。
「パターも、アライメントで右に向く癖を直して、一杯練習した。グリーンも大きくないので、パーオンできればチャンスがある」と、プロ4年目の比嘉一貴が、7バーディのゴルフで好発進した。

初日は、東北福祉大の大先輩で、主催のISPS所属のホストプロでもある谷原秀人とのプレー。
「メイン組に入れてもらって、ギャラリーが一杯ついてきてくれた」。
賞金加算はされない3日間のエキシビション大会とはいえ、コロナ禍初の有観客試合だ。
「久しぶりに応援してもらって、バーディ獲った時の嬉しさは大きい。早く日常に戻って欲しい」。
一刻も早い終息を願う気持ちもいっそう強くなる。

コロナ禍で伸ばし始めたアゴひげは、今年1月に入籍したばかりの奥様のリクエストだ。
「妻が、剃って青々しているよりは、こっちのほうがいい、というので。大人っぽく見えるからかな。僕も剃らなくていいから楽」と、まんざらでない。

大学時代に知り合い、3年交際して入籍。
3つ姉さん女房で、身長も比嘉より20センチ以上も高いが「僕より、向こうのほうが気にしてるかな? 僕は、気にしてたら相手がいなくなっちゃう」と、屈託ない。

昨年から奥様も、ゴルフを始めて先日は「92」で回って来られたそうだ。
「”先生”がいいですからね」と、年下夫のドヤ顔。
「ゴルフ用語とかも知らないし、分かりやすく説明するのが難しいから僕の口がキツくなることもあるけど向こうもいろいろ聞いてくれて、面倒だけど、それも楽しいし、教える勉強にもなる」。

来月は久々に、試合やイベントの予定が立て込むが、少ない空き日を狙って奥様が、夫婦ラウンドの予定を入れているそうだ。
「忙しい…。最近、いいコースに行きたい、とかも言い出しているので奮発して、経費もかさむ。しっかり稼がないと」。
いっそうの円満のためにも、優勝賞金1000万円を逃す手はない。

関連記事