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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2018

先週優勝の木下裕太は「脳がパンク状態」

ほぼ初めてといっていいプロアマ。「緊張する〜〜〜」軽食会場に入るのもなんだか気が引ける木下。頑張れ〜!!
先週の覇者は、まだテンパっていた。人生のあまりの激動に、1週あけても「何がなんやら・・・。まだついていけていない」。開催前日のこの日、水曜日は何に戸惑ったってほぼ初出場といっていい、プロアマ戦。

当週の月曜日に、主催者推薦を受けた選手たちがお礼の気持ちを伝える「マンデープロアマ」に参加したことはあったが、ツアーの精鋭を集めて行われる本戦前日のおもてなしは初体験。

「やり方も分からない。どう振る舞えばいいのか」。
前日のうちに馴染みのキャディさんや、地元千葉で一緒にジュニアスクールに通った先輩プロの市原弘大らに相談してみた。
いろいろ教わる中でも「とにかく、良いプレーをお見せすればいいんだよ」。そう言われて、「先週、勝ったばかりなんだから。良いプレーをしなくちゃ!!」。
ますます緊張してしまって、余計にぎくしゃく・・・。
上がっても、アマチュアの方のサインをもらわずスコアカードを出してしまっておろおろ。
回り終えたらこれで解散と思っていたのに「では、またのちほど」。同伴者に言われてきょとんと「なるほど表彰式が、あるんですね・・・」。
何もかも分からないことだらけで、「あっという間に水曜日になった感じで。この3日のことは、あまり覚えていない」。。

それでも先週、一騎打ちを繰り広げた相手の素晴らしいスポーツマンシップははっきりと覚えている。
優勝争いをしたマー君。
「川村選手が、何も分からない僕に色々と気を遣ってくれた」。
プレーオフに行く前に、一緒にトイレに行こうと誘ってくれて助かったという。
「本当はすぐにティに行くはずだったが、僕はバテバテだった。休みたかったが僕の立場では、言えなかった。川村選手が代わりに言ってくれた。そこで休めたので」。
川村との小休止に救われたのは、間違いない。

翌日には自宅に花と、メールを送ってくれたでかユータ。
先週は、世界ゴルフ選手権で中国にいて、「勇太さんも大変な時に気をつかってもらって申し訳なかった」。
池田から届いた無料通話アプリには非常に感動的なメッセージが書いてあったがもう一度、スマホを見ながらではければ詳細な一字一句までは思い出せない。

先週日曜日から、喜びに浸る間もなく表彰式や、会見など絶え間ない勝者の儀式に、「今は脳がパンク状態」。
いまだに興奮状態の中にあるのか、夜の寝付きも悪くて、「ぼーっとしているのが続いている」。
昨年は、2日目に6位タイも、3日目に32位タイまで落ちた今大会。
「原因はものすごい風と堅いグリーンに対応できなかったこと」。
リベンジの2週連続Vで、成長の跡を見せたいところだ。
先週の初V会見でも言った。
「まぐれでもいいから勇太さんを一度でも抜いてみたい」。
木下の言葉を伝え聞いた池田が、こともなげに言った。
「簡単だ。もう1勝すればいい。そしたら俺をまくれる」。
そのためにもまだテンパり気味の先週覇者は、本戦までにどれだけ普段の自分に戻れるか、だ。

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