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11月の2週連戦でANAのチャーター機を手配
これに伴いJGTOと、ジャパンゴルフツアー選手会では、開催地の静岡県(太平洋クラブ御殿場コース)から、宮崎県(フェニックスカントリークラブ)を移動する際の感染リスクを最小限に抑える目的で、チャーター機を手配することになった。
選手会副会長 兼 事務局長の池田勇太が、10月26日に実施した第4回選手会理事会翌日の、リモート会見で明らかにした。
使用する航空会社はJGTOのオフィシャルサプライヤーで、池田の契約スポンサーでもある全日空で、往路は16日に羽田空港の第3ターミナルから、宮崎空港に向けて出発。
復路は、23日午後に宮崎から羽田空港に向けて発つ予定になっている。
チャーター機に搭乗できるのは、事前のPCR検査で陰性判定が出た選手やキャディ、大会関係者や報道陣で、空港までの移動についても、公共交通機関をなるべく使用しないことを前提とする。
米ツアーが6月に再開した際にもチャーター機が用意されるなど、国内外の各スポーツ界でも試合会場への選手らの安全な移動手段については、さまざまな試みがされており、JGTOと選手会でも、今年初の2週連戦が決まった際に議論となった。
池田は「今回の場合は、飛行機以外には安全な移動手段がないということから、こういう判断をさせていただいた」と、説明。
「2021年以降もコロナがどうなるのか分からないが、前例を作れれば、何かあった時にすぐに対応できるシステムができる。今までにない実例を一緒に作ってもらえませんか、と全日空さんにお願いして実現した」と、経緯を語った。
なお、会見ではコロナ禍でも大会の開催を快諾してくださった地元自治体に感謝の意を込め行っている「トーナメント開催市町村支援」のこの2か月の活動実績と、2015年からスタートした東北3県の復興支援活動実績も合わせて発表された(以下参照)。
<トーナメント開催市町村支援>
・「フジサンケイクラシック」の地元山梨県に70万円
・「PGM Challenge II」の地元千葉県成田市に50万円
・「TIチャレンジ」の地元群馬県草津市に50万円
・「石川遼 everyone PROJECT Challenge」の地元栃木県芳賀町に50万円
・「ディライトワークスチャレンジ」の地元茨城県つくばみらい市に50万円
<東北大震災被災3県車両寄贈>
・岩手、宮城、福島の被災3県に3台の福祉車両を寄贈