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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2018

出水田大二郎が初日の4アンダーに「ほぼ100点のゴルフができた」

13人の初V者を出した今季。歴史と伝統の第55回大会も、初出場者が11人も顔を揃えて、初日恒例の全員参加の開会式も、いつになくフレッシュな空気に満ちた。

出水田も、揃いの白いベンチコートを来て「新鮮な気持ち」。8月の「RIZAP KBCオーガスタ」で初Vを達成した資格で初々しく席についたが「出るからには結果を求めていきたい」。

幕末の戦士よろしく鹿児島出身の九州男児が勇ましく立った舞台は、想像していた以上の「恐ろしさ」。
前半3つのバーディで折り返した11番は、「セカンドをひっかけた」と、2打目が隣のホールまで行った。
「寄らず入らず」のダブルボギーを打った。
それでも「気持ちは切り替えられた」と、再び3つバーディを獲り返して迎えた最後の18番で、改めて震えた。
奥から急傾斜の屈指のパー3。
同組の昨年覇者、優作はピンの左に乗っけた。
出水田は、右6メートルのバーディパットを迎えた。
「先に打った優作さんのボールが戻ってきてしまった」。カップの手前で垂れて、きわどいパーパットが残った。
「それを見てからだったから、自分はどう打てばいいかと。まったくイメージがわかなかった」と、逆サイドから打った出水田のバーディトライもまたカップの手前から垂れて、2.5メートルも残してしまった。
「緊張しました」。
辛くも沈めて、安堵のため息。
初体験のコースで罠と恐怖を味わいながらも、4アンダーを出した初日は、「ほぼ100点に近いラウンドができ
た」と、うなずく。
朝の練習グリーンで、連覇を含む大会4勝の青木功が背中を押して言った。
「ビビらずしっかり打って来い!!」。
初日の恐怖体験をトラウマにはするものか。

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