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PGM Challenge II 2020
24歳の蛭川隆 最終日こそヒルまない!
「意識してしまった」と、15番をボギーとしたが、それが良い薬になった。
「頭がすっきりした。冷静になれた」と、すぐ次の16番から連続バーディで取り返した。
18日の最終日を前に、30代の上井と大谷らと3人タイの首位で並んだ。
鹿児島県出身の24歳。隣県の宮崎にやって来たタイガー・ウッズの観戦をきっかけに、ゴルフを始めた。
「県ジュニア」や「南日本アマ」を制し、尚志館高校3年の14年には「日本ジュニア」で3位に。
大学時の15年に「日本アマ」でベスト16位に入るなど、徐々に自信をつけて、15年にプロ転向。
QT43位から、今年こそレギュラー昇格を目指す。
目下、フェアウェイキープで5年連続1位の稲森佑貴は、同郷の2つ年上で、小学時代から旧知の仲。
稲森が劇的勝利を飾った一昨年の日本オープンも、大きな刺激に。
今年1月の「SMBCシンガポールオープン」では、先輩のバッグを担ぎ、日本一曲がらない技の一端をすぐそばで垣間見てきた。
ここらで一歩でも、近づきたい。
「明日はトータル15アンダーを目標に、自分は自分のゴルフをするだけ。チャンスを活かして優勝を目指したい」。
最終日こそヒルまない。