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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009

武藤俊憲「日本ツアーで戦う選手が絶対に有利です」

前日2日目に予言していたとおりの展開に、「だから言ったでしょう」と得意満面。アジアと日本両ツアーの賞金ランキングに加算されるこのアジアパシフィック パナソニックオープンは、日アの選手が約半数ずつエントリー。両ツアーのトッププレーヤーがしのぎを削るが日本での開催に、武藤は断言していた。

「ここは僕らの“ホーム”。そういう意味でも絶対に、日本ツアーの選手のほうが有利なんです。だからきっと、日本ツアーの選手が上位に来ますよ」。

しかも、今年は片山晋呉がマスターズで4位。そして全米オープンでは矢野東が、また全英オープンでは久保谷健一が活躍し、「日本人選手の底上げを、確かに感じた」と武藤は言う。

「日本ツアーの選手はどこに行っても戦えるんです。まして、日本で開催されているのだからなおさらです」とそう力説していたものだが、その張本人は苦しい展開。

前日に64をマークした勢いはどこへやら。この日は一転、伸び悩み、通算5アンダーは5位タイに留まった。

70の1アンダーに「今日は大人のゴルフです」と冗談めかしたが、「いや、そんなこと言ってる場合じゃないですね」と、自らにカツ。

「今日は、前半でこれまでのイメージと、グリーンのスピードが合わなくて・・・」。
フィーリングを変えなくては、と思いながら「でもラウンド途中にそれをやるのは」と、躊躇する気持ちがあり、なかなか踏み切れなかった。
「14番で、ようやく思い切ってカツっと打ってみたらそれが意外に良くて・・・。思い切るのが少し、遅かったかな」と頭を掻いた。

「でも、明日は大丈夫です。また2日目みたいなゴルフを!」と、再び大量アンダーを自らに課し、「優勝するのはもちろん、日本ツアーの選手だけれど。自分がそうなるつもりでやらないと、ですよね!」と、大逆転のツアー通算3勝目を視野に入れた。

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