今年度で第10回目を迎えた谷原秀人ジュニアクラシックが広島県福山市にある松永カントリークラブで2日間に渡り開催されました。
2日目のこの日はゴルフの部、中国エリアより57人の小学生が参加して、ハイレベルな競い合いが展開された。
松永カントリークラブは、12才でゴルフを始めた谷原が、今は亡き父の直人さんと一緒にゴルフの腕を磨き、クラブ選手権のチャンピオンボードには親子で名を刻んでいる。
そんな感慨深い場所で、小学生のジュニアゴルファーの腕試しの場を提供して10年目、「継続は力です。子供達にゴルフを楽しんでもらえれば・・・」と谷原。
自身の聖地とも言えるこのゴルフ場では、ゴルフを楽しんでもらおうと、コース内には親御さんが入ることができ、お子さんのプレーを観戦できる。
谷原は7月に開催された長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ と日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 で2週連続優勝、日本プロの副賞であったメロンが食べ頃となり、
ハーフターンして戻ってきた子供達へデザートとして振舞われた。
もうひとつのお楽しみ、トーナメントで活躍するプロによる直々のレッスン会を開催、
今年も昨年に続いて塩見好輝プロ、「自分も小さい頃は目の前にプロがいても緊張して話しかけることができなかった」
そんな経験があり、積極的に子供達に話しかけていた。
そして同じ東北福祉大学後輩でライバルでもある藤本佳則も昨年度に続いて参加、「顔は怖いけどやさしいおじさんだよ」と、谷原。
藤本は、「俺が教えることないよ!」と謙遜?しながら重心移動の仕方などをやさしくレッスン。
谷原プロの「藤本プロは優しく教えてくれたか?」との問いかけに元気に子供は「はい!」と答えていた。
更に、自身のコーチである阿河徹さんも加わり、谷原は次から次へとやってくる子どもたちに、まず名前を聞いて課題を引き出し、アドバイスをすることで上達に導いた。
参加した子供達の感想も「優しく教えてくれて、飛距離が伸びて嬉しかった」「とてもわかりやすく、楽しかった」など・・・。
「こういうイベントでジュニア達から力をもらっている」と谷原。
副賞のメロンをもっと食べたかったという子供達には、「来年はもっと大きなメロンを獲ってくるから!」と宣言!
「何年も子供達を見ているので成長が楽しい」昔は素直に「はい」と聞いていた子が反抗期になっていたり・・・で「大人になったなあ」
炎天下の下で、3時間にわたり、3人のプロは、全ての子どもたちの悩みを聞き、指導し、写真撮影やサインに気軽に応じた。
この大会の他にも、社会貢献活動に積極的な谷原は、自身が設立した、一般財団法人Green Seed Foundation(グリーンシードファウンデーション)での活動の一環として、2週連続優勝した際の副賞の寄贈など、積極的に活動を行っている。
ちなみに初日のスナッグゴルフ大会を覗いた谷原は、「上手い子たちが多く今後が楽しみ、来年のスナッグゴルフ大会はプロチームとして我々も参戦!」と宣言。
来年も、谷原秀人は子供達に逢いにくる。
<第10回谷原秀人ジュニアクラシック成績上位>
●4-6年生男子(5,088ヤード/パー72)
優勝 太田尭虎(6年)65
2位 大嶋港(5年)69
3位 岡和輝(6年)71
●4-6年生女子(5,088ヤード/パー72)
優勝 森愉生(6年)73
2位 安保寿美(6年)76
3位 井ノ下愛華(4年)78
●1-3年生男子(2,976ヤード/パー72)
優勝 梶谷駿(3年)60
2位 岡幸樹(2年)74
3位 香川倫輝(3年)83
●1-3年生女子(2,976ヤード/パー72)
優勝 坂本遥(3年)72
2位 龍本奈月(2年)95
3位 鷲見一葉(3年)99