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日本オープンゴルフ選手権競技 2019

日本びいきのジョーンズが”11年後”も3アンダーの首位発進

日本ツアーは01年から参戦。日本で戦う海外選手としてはグラハム・マーシュの20勝に次ぐ最多の14勝で、通算獲得賞金は海外選手としては、唯一の10億円越え。

もはや、母国豪州より日本のほうが馴染み深いといってもいい。
ブレンダン・ジョーンズが、11年前の初日と同一スコア&順位を記録。
やはりここ古賀で行われた08年大会も、3アンダーの首位でスタートした。
狭いフェアウェイと深いラフ。待ち受けるグリーンは小さく、速く、うねる。
難条件も11年前とほぼ一緒だが、「ほかのコースだと、ドライバーでどんどん飛ばしていくけどここでは、外しちゃいけないところ、置くべき箇所をしっかりと考える。このコースに対してよいゲームプランを、自分は持っている」。

難コースでこの日、ミスらしいミスをしたのは右の林の中から、バンカー目玉でボギーとした16番だけ。
そもそもの難グリーンに加えて初日から、厳しい箇所にピンが切られた。
「5番など、難し過ぎると感じるホールもあったが日本オープンではいつものこと。ほかの選手もみんな同じ条件でプレーしている。集中してやるしかない」と動じず、11年前の初日と同じ3アンダーで飛び出した。

ラグビーワールド杯は、今週19日土曜日にオーストラリアが対イギリス戦。
2年連続5度目の出場を果たしたアダム・スコットも、母国の勝利を楽しみにしているが、ジョーンズはしれっと「僕は”チームジャパン”だから」。
史上初の8強に入った日本チームの戦いぶりには、ジョーンズも本当に感動しているようで、「僕は日本も応援したい」という気持ちはお世辞ではなく20日、大会最終日の日本の南ア戦も気にかかる。
ちなみに、11年前のここ古賀では大会最終日に結局、5打差の3位に終わった。
来日19年目の豪の44歳が、11年前に獲り損ねた初の日本タイトルを狙う。

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