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ダンロップフェニックストーナメント 2020

満員御礼! 選手たちがリモート観戦に感謝

会長はどこかな?
選手たちも毎朝、楽しみにしていた。無観客試合となった今年、1番ティの観戦スタンドのかわりに登場した巨大ビジョン。
オンライン会議システム「ZOOM」を活用したリモート観戦に、最終日はほぼ満席の410人の参加者を集めてにぎわった。

画用紙に選手の名前とメッセージを書いて、応援してくださる方。
ご本人のかわりに愛犬を映したり、優雅に朝食を食べながら手を振る人。ソファでくつろぎながら拍手を贈ってくれる人。

さまざまな観戦スタイルが映し出された巨大ビジョンの観覧席に、さりげなく紛れ込む紳士に気付いて、選手たちが驚く。

ギャラリービューにおられるあのお方は……。
「池田会長!!」。
2014年の大会初制覇時に、同姓のよしみで意気投合した池田勇太は、池田育嗣・住友ゴム工業会長のリモート観戦に歓喜。
しかも、ご自宅からの参加にもかかわらず、大会公式ネクタイとジャケットの正装姿に、「会長……やっぱりさすがです」と、脱帽だった。

ビジョン下部中央のカメラを通してファンとつながれる。
「手を振りたくなる」と、石川遼もオンラインのコミュニケーションに毎朝、夢中。

「お客さんがいない状況が、習慣になりつつあるこの頃。一時期は、お客さんが入ってもいいんじゃないか、と個人的に思ったこともあったが、また感染者が増えてきている」。

悩ましい状況の中、主催者のイキな計らいで、つかの間のふれあいを楽しむことができた。
「同じ時間を共有できて、選手にもとても励みになる。今後、通常の観戦をしていただけるようになっても、あれば面白い。会場が遠くてどうしても見に行けない方のためにも、僕はありかなと思っています」と、ゴルフ観戦のニュースタンダードに言及。

優勝した金谷も、ビジョンの観覧席は「すごい迫力がありました。みなさん手を振ってくれて、たくさん頑張るぞっていう気持ちにさせてもらった」と、感謝した。

「リモートギャラリー」にご参加くださったファンのみなさまへ。
画面を通した選手たちへの暖かい拍手とご声援を、まことにありがとうございました!!

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