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マスターズが延期に。賞金王も「ショックです」

一報は「パタ練」のあとでした…
13日の金曜日。状況は急変した。2年連続の賞金王にとっても、目まぐるしい1日となった。松山英樹が初日の暫定首位に立ちながら、米「ザ・プレーヤーズ選手権」の中止が決定されたのは、この日の正午前。

今平周吾はちょうどこの日、使用するパターメーカーの東京本社でメンテナンスと試打の予定が入っており、最初の一報は自宅のある埼玉県から都内に移動していた時に知った。

4月のマスターズに備えて今平も参加するはずだった、3月25日開幕の世界ゴルフ選手権「デルテクノロジーズマッチプレー」を含む4戦も、同時に中止に。
「そこで試合勘を取り戻していくつもりだったので…」と、残念がったが、それでも2年連続2度目のマスターズに合わせて、できるだけ早急に、渡米の準備を進める心づもりは変わらなかった。

入国制限がかかる前に現地に入っておく必要があったし入国後も安全に過ごせる滞在場所や、練習環境の確保なども急務だった。
「いろんな場合を想定して準備をしておかなければいけませんね」と頭を巡らせ、いったん自宅に戻って慌ただしく、日程の再調整に奔走しかけた矢先だった。

関係者から、今度は「マスターズ延期」の連絡が入ったのは、自室でのパター練習も済ませた夜11時過ぎ。
再日程は未定で、後日また発表されるということだが、4月の開催を心待ちに、準備を整えてきただけに「ショックですね」。
渡米も当面、白紙に。新型ウィルスのここ数日の感染拡大に、今平もある程度は覚悟していたとはいえ、あまりの急展開には少なからず動揺していた。

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