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JGTOがゴルフパートナーとタッグ。来年7月に日本初のプロアマ形式戦「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」を開催
来年7月に、茨城県の取手国際ゴルフ倶楽部を舞台に、JGTO共催の新規大会として開催が決まった「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」は、プロとアマチュアが共に回るプロアマ形式戦。
その主催をつとめるのは、全国400店舗を展開するゴルフ用品店チェーン「ゴルフパートナー」。9月2日に、その東京・千代田区の本社で開催記者会見を行った。
プロアマ形式のトーナメントは、米ツアーでは「ペブルビーチナショナルプロアマ」が有名だ。
会見に同席した選手会長の石川遼は、13年から5シーズンを主戦場とした米ツアーで出場経験があり、「普段のツアーとは違った雰囲気で、和気藹々とした中にも、選手の1打1打にピリッとしたものがある」と印象を語る。
「日本でも、こういった形の大会が初めてできる。僕ら選手もその一部になれる。感動していますし、今からとても楽しみ。多くのゴルフファンの方に楽しんでいただけたら」(石川)。
新規開催の今大会では、米の同プロアマ戦とはまた違った独自の競技方式を採用する。
まずプロの予選ラウンドにあたる7月8日(水)9日(木)では、合計120組240人のアマチュアのみなさんに、18ホールによるベストボール方式のダブルス戦で競っていただく。
取手国際ゴルフクラブの東と西コースを交互に回り、各日1コースを各ペアがプロ2人の4人1組でラウンド。
ダブルス戦のスコアとともに、プロアマ合同部門として同組プロ2人との合計スコアでも順位を決定する。
なか日の10日(金)は予備日とする。
そして決勝ラウンドにあたる11日(土)と12日(日)は、アマチュア60人によるスクラッチ戦。同・東コースをアマ2人プロ2人の4人1組で回り、プロの優勝争いと並行して共にハイレベルな戦いが繰り広げられることになる。
その出場権をかけたアマチュア予選会も、この11月から全国20会場で開催予定だ。
株式会社ゴルフパートナーの石田純哉・代表取締役社長は、「より多くのアマチュアのみなさんが、ゴルフの上達に燃える機会を提供したい。たくさんの方に参加してもらい、楽しんでいただきたい」と、会見で初開催への思いを語った。
おりしも、東京五輪の開幕直前。
大会を機に一気にゴルフ熱を高めたい。
会場となる取手国際ゴルフ倶楽部の東コースは、5年前に会場60周年記念の一環としてオファーを受けたJGTO会長の青木功が、改造監修を手掛けたコースでもある。
青木は「日本で初めてのプロアマ方式で、プロゴルファーたちが、アマチュアの方々をいかにもてなし魅了させるか。女子ばかりでなく男子ゴルフもできるんだというのを見せたい。青木が手掛けたコースにも、たくさんの方に挑戦してもらいたい」と熱く語った。
大会共催のゴルフパートナーでは「一人でも多くの人にゴルフを始めてもらいたい」と2014年から「初心者にクラブ1本プレゼントキャンペーン」をスタート。今や15万本を突破されたという。
ゴルフ愛に満ち溢れた最強のパートナーとともに、男子ゴルフがまたひとつ新たな挑戦に打って出る。
<写真、左から>
株式会社ゴルフパートナー 川﨑康史・執行役員
ジャパンゴルフツアー選手会 会長 石川遼
JGTO会長 青木功
株式会社ゴルフパートナー 石田純哉・代表取締役社長
取手国際ゴルフ倶楽部 井口晴雄・代表取締役社長