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琴乃さんにも負けられない!! プロ5年目の小浦和也が「今年こそ」
合宿地のフェニックスカントリークラブを擁する「フェニックス・シーガイア・リゾート」の所属プロ。小浦和也が、地元宮崎の日章学園で同期の女子プロ香妻琴乃さんと、現役高校生2人も交えてラウンドレッスン中だった。
同コースは高千穂、住吉、日南の3コース・27ホールの広大な敷地に、広々とした練習場やトレーニングジムなど恵まれた施設は国から五輪選手の強化拠点に指定されるなど、環境はこの上ない。
まして、オフは次々とトッププロらが調整地として当地を好んで訪れ、小浦もその恩恵にあずかることもしばしば。
この日は谷口徹とすれ違い、「またよろしくお願いします!」と、直談判。
「時には一緒に回っていただける機会もあり、勉強になることばかり」と今年こそ、所属プロのうま味を生かしたい。
日章学園から専修大学に進み、ナショナルチームで大活躍。
4年時の日本オープン(2014年)で2連続のローアマ獲得は、大会史上6人目の快挙であった。
満を持して翌15年にプロ入り。
すぐにも期待されたが昨12月のファイナルQTはまた失敗。
予選落ちを喫して、今年もチャレンジトーナメントの「AbemaTVツアー」から、レギュラー入りをにらむ。
同期の香妻さんは昨年、女子ツアーでついに悲願の1勝を達成して「今年は2勝目を目指します」と、この日も小浦のかたわらで、目標を掲げる様子がまぶしかった。
「僕はプロになってから、どんな試合でもまだ勝ったことがない」。
17年のチャレンジトーナメントでは、嘉数光倫にプレーオフで敗れて初Vを逃した悔しい経験もある。
負けてられない。
「僕も今年こそ勝って、(Abemaの)賞金ランキングで20位内に入る」と現役の後輩たちの前で、来季の出場権獲りを誓った。