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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2019

石川遼が水曜日のプロアマ戦で「一生の思い出に残るラウンド」

今年の男子ゴルフもいよいよ残り5戦。再び、主戦場に戻ってきた選手会長には大会前日の6日水曜日のプロアマ戦から、さっそく刺激的な1日となった。

朝、コースに来てこの日の組み合わせを見て仰天。
これは、いったいなんと呼ぶべきか。
「”プロアマ”…というニュアンスとは、ちょっと違うのかな…?」と、戸惑った。
同組で回った”同伴ゲスト”の2人は、男女ゴルフ界の超レジェンド。

樋口久子・日本女子プロゴルフ協会の元会長で、現相談役は、ツアー通算73勝。
そしてJGTO会長は、プロ通算85勝の世界のアオキこと、青木功。
共に、世界ゴルフ殿堂の顕彰者に挟まれ恐縮しきりの石川遼。
こんな超豪華メンバーで、回るのは初めての経験。
「最初のほうは、緊張しました」。

樋口プロとは、今の女子ゴルフの現状や、女子プロ選手たちへの思いを伺う中で、「リーダーシップの精神というものを、学べた」。

また青木は、会場の「PGMゴルフリゾート沖縄」のコース監修者でもある。
「設計の意図や、コースに仕掛けられたという罠など。コースへの思いをお聞きしながら楽しく回れた」と、2人のビッグネームに背筋を伸ばしながらも、和気藹々。
「一生の思い出に残るラウンドでした」と、稀有なチャンスを噛みしめた。

超大御所2人と共にしたエメラルドグリーンの海を臨む18ホールズは、息をのむ美しさと共に、戦略性も高く、石川には国内外で百戦錬磨を重ねた”青木イズム”を随所に感じている。

「日本では、なかなかない。米ツアーのトップクラスのコースに近い」。
会場がここに移ってきた17年から、2年連続の予選落ちを喫している石川にとっては「大好きなコースなんですが、難しい印象は毎年変わらない」と、今年こそ攻略に気合も入る。

先々週から久しぶりに、かつての主戦場を連戦してきた。
日本初開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」から、先週は中国上海で行われた世界ゴルフ選手権「HSBチャンピオンズ」に参戦。

51位と、67位はいずれも下位で終わって「順位的には、通用しなかった、という順位。でも、どこを向上させれば通用するかというのがアメリカにいたときは、分からなかったが去年と今年、日本でやってきたからこそ、世界の舞台でどこを向上すれば可能性があるかというのが分かった」と、この2週間で感じるものは多かった。

13年から5シーズンを戦った米ツアーに再び戻る道筋を、改めてここから作る。
「ゴルフの調子は悪くない。今週、素晴らしいこのコースで4日間、しっかりとゴルフを組み立て、良いプレーができれば」。帰国初戦の沖縄で、選手会長の腕が鳴る。

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