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『PG 30th フューチャーGOLFツアー in 兵庫』が開催。優勝は塚田陽亮(6月22日)
大会は、昨日の初日がプロアマ、2日目の本日はジュニアゴルファーとのラウンドが行われた。プロも36ホールストロークプレーでのトーナメント戦を行っており、真剣勝負のハイレベルなプロの技術や迫力をいかんなく発揮、トッププロと一緒にラウンドしたジュニアゴルファーにとっては、忘れられない思い出になったに違いない。そしてこの経験を糧に成長していって欲しい。
36ホールのプロの部ストロークプレーの勝負は、初日に65ストロークの7アンダーをマークし、単独首位でスタートした塚田陽亮が、最終日ノーボギーの安定したゴルフを披露し69ストロークをマーク。2日間トータル10アンダーで、2位に2打差をつけ完全優勝を果たした。
2016年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で優勝した塚田だが、昨年は左手の怪我にも悩まされていた。オフにゴルフをしない等ケアを行ってきた結果、今年は昨年と比べ怪我の影響もなく良い状態でゴルフが出来ているという。そして今週、パターが好調というプラス要素も重なり、フューチャーGOLFツアー初優勝を飾った。来週はホストプロとして、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」に出場する。今週の勢いそのままにツアートーナメント2勝目を狙う。
本大会でも、これまでの千葉会場、静岡会場同様、プレー中の写真や動画の撮影が可能となっていた。通常のツアーではプレー中の撮影は出来ないだけに、動画や写真などギャラリーの方各々が撮影したい選手、シチュエーションで撮影をしていた。さらにローピングがなく選手との距離が近い、これもフューチャーGOLFツアーならでは。ツアーではなかなか出来ないことだ。
石川遼がホールアウト後、取材に応じた際、自らが発案したフューチャーGOLFツアーの試みに対し、手応えを語ってくれた。
「確かに近い距離でプレーするのは、やりづらさはあると思います。ただ、やりづらかったとしてもレギュラーツアーでやり易ければ、選手にとってはいいのかなと思います。プロは見られてナンボですし、特に若い選手にとっては、見られることに慣れて欲しいというのもあります。」
観戦するギャラリーの方が、一緒に回っている感じがするという声を聞くと、「そこまで感じてもらえるのは嬉しい。」と喜びを感じていた石川。
「少しずつ距離を縮めていきたい。」選手会長の改革は今後も続く。
そんなレギュラーツアーとは異なる「PG 30th フューチャーGOLFツアー 2019 in 兵庫」は、地元ギャラリーのみなさんを大いに楽しませる2日間となった。2日間トータル908名、過去2回を上回るギャラリーの方が来場し、男子プロの技に魅了された。
大会を主催するTSIグルーヴアンドスポーツでは、ジュニアゴルフ層のみならずキッズゴルフ層へも拡大していく計画があり、今夏にはJackBunnyブランドでのスナッグゴルフ用具の販売も開始する準備が進められていて、ゴルフ人口の更なる拡大にも精力的な展開を行なっている。
大会期間中のイベントコーナーでは、来場キッズがスナッグゴルフを体験できるコーナーも設けられていて、子どもたちも初めて体験するゴルフを楽しんでいた。
<今後の「PG 30th フューチャーGOLFツアー 2019」開催日程>
・8/2〜3 北海道ブルックスカントリークラブ(賞金総額2,000万円 優勝360万円)