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「4月が待ちどおしすぎる!!」秋吉翔太の優勝報告
2打差の4位タイから出た2日目の最終ラウンドで、ツアー7勝の宮里優作と通算13アンダーで並び、決着はプレーオフへ。
その2ホール目に3メートルのチャンスを逃さずバーディ、パーで宮里を退けた。
相手は17年に史上初となる”選手会長・賞金王”を極めるなど、尊敬するベテラン選手だ。
「その優作さんとプレーオフで争えたことはたいへん光栄ですし、自信になります」と、余韻に浸る。
本大会は2日間のツアー外競技だが「優作さんのほか、レギュラーツアーのシード選手もたくさん出てますし、どんな大会でもまず勝つことが大事だと、いつも”孔明さん”にも言われてますので」。
同じ九州で、チーム頭の小田孔明が主宰する、宮崎合宿のさなかの勝利というのもうれしい。
ちなみに孔明は、今年は2年連続優勝がかかっていたが、12位タイ。”師匠”の連覇も封じてみせた。
先月の22日からスタートした長期合宿は、今月の18日までたっぷり1カ月。アマチュア選手も加えて延べ24人の大所帯は、事前のPCR検査が参加の条件という。
「合宿中は必ずマスクを着用し、ソーシャルディスタンスと手洗いうがい。孔明さんの徹底した指導で、みんなで感染防止につとめながら頑張っています」(秋吉)。
昨年のレギュラーツアーは結局、6試合しか開催できず、4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」も中止となった。
「でも今年はやっと、開幕からプレーができます。4月が待ち遠しすぎて…。早く試合がしたくてたまりません」。
勝利の喜びも加わり、今からモチベーションは加速するばかりだ。