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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2021

秋吉翔太がアルバトロスを達成

©JGTOimages
玄界灘に芥屋の夕陽が沈むころ。85年以降から史上42例目、36人目の快挙が起こった。

地元在住の秋吉翔太が最後の9番パー5でアルバトロスを達成した。

「人生初です。ウソやろ、って。ホールインワンもまだしたことがない」と、4番アイアンを握った204ヤードの2打目をカップインして目を剥いた。
「帰りの運転気を付けよう」と笑い、記念のボールはボランティアのスコアラーさんに気前よく渡して、運をリセット。

最終ホールで一気に3つも縮めて、首位と1打差の3位タイに浮上。
ツアー初優勝から一気に2勝を飾った18年から数えて3年ぶりの3勝目に好位置だ。

高校の2年後輩の出水田大二郎(いずみだ・だいじろう)が、今大会でツアー初優勝を飾った際に、本人以上に感激し、大泣きして笑わせたのもちょうど3年前。
次は自分という思いがある。

出身の熊本からここ福岡に引っ越してきてもう6年目。
ここ芥屋ゴルフ倶楽部はオフにもよく回らせてもらい、クラブハウスに飾ってある出水田のV写真を見るたびに、「落書きしてやろうか、と」。
羨ましさに、いたずら心が沸くという。
「今度は僕が飾られたい」。
奇跡の1打を、勝利につなげる。

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