2打差の3位タイから出た2日目は、まさかの幕開け。松山英樹が、スタートの1番パー4で「９」を叩いた。
１Wでの第1打は、右の林へ。わずかな隙間を狙って打った2打目は木を直撃。
ペナルティエリア内の側溝にハマった。
救済を受けて、ドロップした4打目。
今度は、木の上を通そうとしたのが、また木にぶち当たり、再び側溝へ。
再ドロップして6打目は、今度は反対側の左のラフまで飛んだ。
7打目にようやくグリーンを捕らえて2パット。
1ホールで「＋５」は、アマプロ通じて日本ツアーにおける自己最低を記録して、一気にイーブンパーまで落ちた。

「ティショット以外は最善を尽くしたつもりですけど結果がああなってしまった。その後も取り返そうと思ったんですけど、なかなか思い通りにいかない感じだった」。

4番パー5のOKバーディで、やっとひとつ獲り返しても、9番でボギーを打つなど足踏みが続いてアウトのハーフ「41」は、プロ転向後の日本ツアーでのワーストタイを記録したが後半インのハーフは、3メートルを沈めた16番と、最後のパー5で2オン2パットのバーディ締めで「34」。
通算1アンダーの13位タイにはちょっと、人心地がついた。

首位のスコアも伸びなかった。
「そうですね。それはすごくラッキーだと思いながら見ていた」。
プロの試合で始めて共に回った賞金1位の今平周吾も伸び悩み、初日からスコアをひとつ落として池田勇太と並んで通算5アンダー。

松山とは4差。
「トップがどこまで伸びるか分からないけど明日、よいプレーをしてその近くまで、持っていけたらいいなと思う」。
14年大会に次ぐ2度目のホストVでこの日の「９」も、ドラマにする。

• 松山 英樹
• 今平 周吾
• 池田 勇太